◆バンデットＶＳバル・ダイバー ページ12
アラビスタのＬＢＸ達の中心に立ったバル・ダイバーとフォルトゥーナは、背中合わせになる。
ヒ・ユ＞【コクッ】
一斉に銃撃して来たそれを左右にわかれて飛び上がって避けると、再びそれぞれで敵機を片づけ始めた。
フォルトゥーナの戦い方は、まるでイギリスなどでよく行われる剣技のようだった。
再び中央に戻り背中合わせに立つと、周りのアラビスタのＬＢＸ達からはブレイクオーバーを伝える青い光が次々と放たれた。
アラタ＞すっげぇ！
ハルキ＞フォルトゥーナには、ここまでのスピードがあったのか？
ユキジ＞今まで本気でスピードを出さなかっただけさ。
肩をすくめてそう言ったユキジは、ふとコントロールポッド内の映像の乱れに気づいた。
ユキジ＞っ！？
ヒカル＞っ！！
サクヤ＞通信ノイズ発生！バンデットだ！
アラタ＞っ！
ハルキ＞バンデット・・・！
４機の目の前に現れたのは、バンデットのゴルドーが１機だけだった。飛び出したのはバル・ダイバーだ。
アラタ＞ヒカル！！
ヒカル＞手出し無用！
ユキジ＞ヒカル！
ヒカル＞ユキジ！
ユキジ＞！？
ヒカル＞・・・今度は僕に、守らせてくれ。
ユキジ＞・・・・・。
もちろんヒカルは知っている。ユキジ自身が何も出来ず、何もしないまま見ているだけなのを・・・守られるだけなのを嫌がっていることを。
だが、このままではヒカルも終われない。今まで守られっぱなしだった分、今度は自分が彼女を守りたいと思ったのだ。だからこそ、ユキジに「守らせてくれ」とわざわざ言ったのだ。
その心情を察したのか、それ以降ユキジは何も言わず、何もしなかった。今回は見届けることを選んだのだ。
例えそれが、どれだけ辛いことだとしても・・・。
避けられはしたが、ゴルドーのプレイヤーはバル・ダイバーの早さに驚く。すぐに振り返り、追撃をするバル・ダイバー。ゴルドーも応戦する。
飛び出したい気持ちを抑えるように、左手で右腕を掴むように抑えて見守るユキジ。
ヒカル＞っ！
機体が傷つきながらも、攻撃を続ける。そしてブースターで加速し、その一撃で斧を持っていたゴルドーの片腕を切り落とした。
ヒカル＞必殺ファンクション！
「アタックファンクション、ストームソード」
技は見事に決まり、ゴルドーを完全に爆破した。着地したバル・ダイバーの後ろで、炎の紅が混ざった爆煙が上がる。
バンデットを倒したことに笑顔になるアラタと、安堵したように息を吐くユキジ。
ヒカル＞フゥ・・・。
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ユリ - 雪神蘭さん» すいませんしたぁぁぁぁぁぁ（ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座） (2013年10月26日 18時) (
レス) id: 5aebc7e0f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - ユリカ♪さん» ありがとうございます！ﾕｷｼﾞ「これからも、この駄作者の作品をよろしくな？」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ミサカ美琴 - 雪神蘭さん» ﾕｷｼﾞ「お前が一番ウザいよ」ｱﾗﾀ「・・・・・すいません」 (2013年10月26日 17時) (レス) id: 021fdb948b (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ♪ - 初めて読んだけど面白いね！すごく気に入ったよ！続きを楽しみにしてる！ユキジ最高！！ (2013年10月26日 17時) (レス) id: 0e98e27daa (このIDを非表示/違反報告)
雪神蘭(プロフ) - ユリさん» ｱｷﾗ「ｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪｳｾﾞｪ……ｷｴﾛ」←ｻｷ「気を確かに！」 (2013年10月26日 16時) (レス) id: c3bb65c521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2013年9月19日 20時
