episode53 ページ9
〜夏油 side〜
今日は私もAも夜から任務があり、
場所が近いのもあって
途中まで一緒に行く約束をしていたのだけれど
約束した時間になっても部屋に来ないので
私はAの部屋に来た。
ノックしても反応がない。
夏油「……A?入るよ?」
部屋に入ると、床で倒れているA
急いで抱えると体が熱い。
夏油「A、聞こえる?私だよ、傑だよ」
A「……ぅ……任務、いか、ないと……」
夏油「駄目だ、こんな状態で行かせられない
元々場所も近かったし、私が行ってくる」
私はAをベッドに寝かせて、
布団をかぶせて額に冷たいタオルをのせた。
夏油「すぐに終わらせて帰ってくるから、
ちゃんと待ってるんだよ」
A「……ごめ、なさ……」
消え入るような声で
涙を流しながら謝るA。
夏油「謝らなくていいよ、大丈夫
私に任せておいて?」
私がそう言うと安心したように眠りについた。
……こんな状態でも任務に行こうとするなんて、
Aは何をそんなに急いでいるんだい……
夏油「……そろそろ行かないと」
私は任務に向かう前に悟に連絡をした。
ラッキーカラー
あずきいろ
12人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪那 | 作成日時:2024年1月11日 20時