元暗殺者は、鬼狩りとなるようです。其ノ弐【鬼滅の刃】

クラックビー玉 ページ34

くぅ〜…カナヲ可愛いんだよ！


天使が増えたよ！いや知ってたけど！←


ラムネ買ってあげただけでこーんなにキラキラ笑顔見せてくれちゃってさ！

勢いで大福も買っちゃったよ！

もう！甘やかしちゃうじゃん！(手遅れ)


もっちもちの大福を食べていると、隣でｶﾗﾗﾝｯと硝子のぶつかり合う綺麗な音が鳴った。


『綺麗な音だねぇ…』



そう言うと、カナヲは瓶を軽く振って、もう一回ｶﾗﾗﾝｯと綺麗な音を奏でた。


その後、瓶からビー玉を取り出して、満月にかざした。



『…綺麗？』

「うん…とっても…」


しばらくビー玉を眺めていたカナヲは、満足したのかビー玉を右手で包んだ。

……あ、そうだ。あれやってあげよう！



『カナヲ。そのビー玉…私にくれる？とっても綺麗なものにして返すからさ』

「…いいよ」

『ふふっ、ありがとう』



私は女将さんに火を使わせて欲しいと頼み、厨房へ案内してもらった。

後ろからちょこちょこと着いてくるカナヲが可愛い…←


桶に氷水を入れて、準備をする。

次に、火を炊いてビー玉を炙る。


炙っている間、カナヲの目は好奇心に満ちていた。



十分に熱したら…素早く氷水に入れる！


『カナヲ。見てご覧』

「わぁ…！」


氷水に入れたビー玉は、内側がピシピシとひび割れて行った。

良かった…割れずに済んだ…



クラックビー玉…と聞いた事がある。

前、構成員がストラップにしていて、聞いたところ子供が作ってくれたそうだ。

まさかあの知識がここで役立つとはね…



火を消して、ビー玉を取り出す。


これだけじゃ割れる可能性があるから…



指先に透明な液体樹脂を出して、ビー玉に塗る。

元々、液体樹脂は拘束用として飲んでいたけど…最終的には暗殺だけだから使わなくなったな…


なんてことを思い出しながら、丁寧に塗る。





『はいカナヲ。出来たよ』


「綺麗…すごく綺麗…！」



はい可愛い←


だってさ？元々可愛い子が回りにお花飛ばしてキラキラした目してるんだよ？


可愛いに決まってんじゃん？



……カナヲは絶対守らなきゃ(使命感)






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今回ちょっとふざけすぎましたね…(今更)

零式→←しゅわしゅわしてる

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