前世人間、今世堕天使の人生論

PTA会長 ページ11

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引き続き入間side


サリバン「孫が入学してね〜これがもう可愛くて可愛くて」



お願いだから、変なこと言わないで…！


『(大変そうだなぁ←他人事)』


サリバン「そして、孫のイルマくんと一緒に撮った1枚がこれでぇ〜す！」


即顔バレしたぁぁぁ!!



『(あ、待って…こらえろ、クリス)』



「孫のイルマ…？」


サリバン「後ほど全員に配布しま〜す」


入間「誰もいらないよ、そんなの…！」


『え、もらえるの？やった』




えぇ!?



サリバン「よし、言いたいこと言ったから終わり〜!!」



『(え、今のが理事長挨拶…？普通は長々しい挨拶なんじゃ…
ちょ、ちょっと…)ﾌｯ…ﾌﾌｯ』


ん？どうしたんだろ…


さっきの女の子が下を向いてプルプルと肩を上下させている。


『フフフ、アハハハハハハハ、ウフフ、ちょw孫自慢が理事長挨拶ってw…今まで見たことも…ﾌﾌｯ、聞いたことも…ないw』


小さく、でも楽しそうに笑う彼女はさっき見た笑顔とは打って変わって…


まるで_______




入間「本物の笑顔みたい…((ﾎﾞｿｯ」



『え？』




入間「え？」



ﾊｯ、また僕変なこと言っちゃった…！








クリスside




講堂で初めて会った男の子、名前はイルマ君らしい。



初めて見た時は真っ青な顔をしてたけど、大丈夫か聞いたら大丈夫って言ってたし…


校歌はちょっとびっくりしたけど、でも、悪い学校ではないと思う。


理事長挨拶では長い挨拶を覚悟して、何分かかるか計ろうとしたら理事長の孫自慢で終わっちゃって、、



張り詰めてた何かが吹っ切れたように笑いが込み上げてきて、思わず笑ってしまった。


久しぶりに心から笑えた気がする。



その時イルマ君が本物の笑顔みたいと行った。


……ホンモノ……か____


次はPTA会長挨拶かな？



ダリ「続いてはPTA会長挨拶、ジャンヌ・フレイヤ様、よろしくお願いします」


ん


フレイヤ「皆〜フレイヤよ〜クリスちゃぁん、ちゃんと聞こえてるかなぁ？」



『PTA会長だったｧｧｧｧ』


入間「え？もしかして、、((ｺｿｯ」


イルマ君がこっそり聞いてくる。


あれ、なんかさっきも役割？別だけど、同じことをした気が…





『はい…僕がクリスです……』



フレイヤ「実は私にも孫が出来ましてね♡サリちゃんのお孫さんと一緒にバビルスに入学したの〜」



もう嫌な予感しかしない…


「(大変そうだな、、)」

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