２３９羽 ページ37
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「(日向がリードブロックしてる……)」
少し驚きながら、Aはコートの日向を見つめる。
フェイクをくぐってあがった先は――牛島。
日向はそれにきっちり反応すると、ネットから異様に離れた位置で牛島のスパイクをブロックした。
「(なんちゅう位置でやってんの……！？)」
そのままボールは白鳥沢のコートに落ちた。
これには流石のAも驚きを隠せない。日向が珍プレーをするのは今までも何度もあった。
しかしそれでも今回はあまりにも異様すぎるプレーだ。どうやったらそんな思考が生まれるのか知りたいくらいだ。
「(バレー馬鹿、単細胞超怖い……)」
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・
日向のブロック……？による得点で、烏野にサーブ権が戻る。
ここで日向の変わりにピンチサーバーで山口を入れた。
「いってこい！」
「落ち着いて！」
烏養、Aの言葉を背中に受け、山口が牛島の体格の位置に立った。
「山口ぃぃぃ！ナイッサぁぁ！！」
ベンチで菅原たちが叫ぶ。それに小さく頷いて、ボールをもってふーっ、と息をついた。
審判の合図はうけ、ボールをあげ――サーブを放つ。
放たれたサーブはネットに当たり、それを山形がギリギリでひろう。
烏野のチャンスボールとして返ってきたボール。影山の頭上にボールが上がると、一斉に走る。
――シンクロ攻撃。
しかしそれは五色によってブロックされ、烏野のコートに落ちる。白鳥沢の得点――と思われたが、五色のタッチネットによりこちらの得点となった。
そらにもう一本。山口のサーブで始まる。
放たれたサーブを五色がオーバーでとる……が、乱れた。
「若利！」
山形によってフォローされ、牛島に繋がれる。
3枚ブロックでばっちりついて、なんとかワンタッチを取ることに成功した。
「オーライ！」
田中が拾い、成田が入る。
影山が成田に上げるが、やはり経験の差が少なさが裏目に出て、ボールは成田の指先ギリギリを飛ぶ。
なんとかそれを成田が上手くカバーし、なんとか得点に繋がった。
また山口のサーブで始まる試合。
サーブが放たれる――が。
「(ちょっと長い。)」
「アウト！」
本来アウトのはずのそのボールに山形がそう言うと同時に、五色はオーバーで返そうとボールに触れてしまった。
そのままコート外へ落ちる。
――つまり。
「山口ィィィ！！」
「おぉぉ……ナイス忠くん！」
山口がサービスエースをとったということだ。
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蘭(プロフ) - 雨音が響いていますね切ないっ！ (2020年5月20日 19時) (
レス) id: 6b8ac95e5a (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - 228羽から239羽になっています その後も240羽〜になっています (2019年7月28日 17時) (レス) id: 429426fee2 (このIDを非表示/違反報告)
kusareneko11(プロフ) - 天童の童が道になってますよ (2018年1月23日 21時) (レス) id: 82b0fa55d3 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - Kitty*.。さん» 貴方様のコメントを受けて「可笑しいのか！？」と思って調べたところ真骨頂が正解でありました…！申し訳ないです！真骨頂の意味は最もいい状態みたいな感じです！ (2016年12月29日 11時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
Kitty*.。(プロフ) - 216羽に最骨頂という言葉が出てきましたが、意味を教えてください (2016年12月27日 20時) (レス) id: 73d00c2580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年10月8日 22時
