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200羽 ページ6






「ナイッサー!」



12番……川西のサーブから試合が再開する。特に危なげもなく放たれたサーブは澤村の元へ飛んだ。インかアウトか、澤村の脳内で葛藤が続く。

その結果、アウトと判断してよけたサーブはイン判定となった。



「(珍しいな、澤村さん……。)」



いつも冷静に正しく判断する澤村。まぁ、今回も冷静であったといえば冷静ではあったのだが、判断ミスが久しぶりでいやに珍しく感じる。



「川西、もう一本ナイッサー!」



再び川西の手からサーブが放たれる。ネットに当たってコートに落ちるボール。それに田中と東峰双方がくらいついた。



「オーライ!」
「っしゃ!」



2人ともが声を出してボールに反応する。その結果、どちらも手を出さないままボールはコートに落ちた。




「(お見合い……皆さん緊張してる、って言うか動きが硬い……。)」
「ドンマイです!次、一本で」



Aがそこまで言ったとき。彼女の声を遮ったのは意外な人物だった。




「落ち着けぇぇぇ!!!」
「へ?」



Aの口から思わず間抜けな声がでた。大声で叫んだのは普段物腰柔らかでおとなしい菅原だったからだ。




「自滅してる余裕ねーぞ!なんにビビッてやがる!?テレビか!?浮かれてんじゃねぇぇぇ!!」




日向の押さえも無視して続けた菅原。……を思いっきり睨む審判。




「分かった!分かったらスガも落ち着け!」
「菅原さん落ち着いてください!ねっ!?」




澤村とAが叫んで静止する。そんなAの隣で「自分よりハイテンションで来られると逆に冷静になるの法則……。」と武田が静かに呟くのが聞こえて、思わず苦笑いを浮かべた。










「ナイッサーもう一本!」



またも川西のサーブで試合が始まる。「オーライ!」としっかりボールを見て、澤村は綺麗に返した。



「(わ……凄い冷静。)」



そのボールを影山が月島に上げ、月島が打つ。しかしそれは8番、五色に簡単に拾われた。



「若利!」



4番の大平が牛島にアンダーでトスを出す。それを単純に、何の小細工もなしに牛島は打った。しっかり西谷はとらえはしたものの、またそのボールは西谷の腕から大きくそれた。




「(西谷さん……。)」






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(プロフ) - 雨音が響いていますね切ないっ! (2020年5月20日 19時) (レス) id: 6b8ac95e5a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 228羽から239羽になっています その後も240羽〜になっています (2019年7月28日 17時) (レス) id: 429426fee2 (このIDを非表示/違反報告)
kusareneko11(プロフ) - 天童の童が道になってますよ (2018年1月23日 21時) (レス) id: 82b0fa55d3 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - Kitty*.。さん» 貴方様のコメントを受けて「可笑しいのか!?」と思って調べたところ真骨頂が正解でありました…!申し訳ないです!真骨頂の意味は最もいい状態みたいな感じです! (2016年12月29日 11時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
Kitty*.。(プロフ) - 216羽に最骨頂という言葉が出てきましたが、意味を教えてください (2016年12月27日 20時) (レス) id: 73d00c2580 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤兎リエ輔 | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2016年10月8日 22時

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