お世話4 ページ41
Aside
結局私の新しい住まいは、駅から徒歩5分。
見るからに高そうなエントランスに、全室オートロックで管理人付き、地下駐車場が完備され、おまけ…というか、もはやこれは特典と言うのだろうか？
国宝級イケメン俳優の吉沢亮が付いている、超絶高級マンションとなったわけで…
普通に考えたらあの吉沢亮と一緒に暮らすわけだし、毎日ドキドキハラハラの胸キュンラブ生活♡なんて思うけど、そんな期待はそっこーで裏切られる。
まず…吉沢くんは、朝…起きてこない。
目覚ましはもちろん掛けているし、ちゃんと鳴っている。
だがしかし…彼は止めたっきり起きてこない。
住む条件に、"朝は起こすこと"とあったので、毎朝起こしに行くが、いくら声を掛けても起きないのだ。
確かにかなり多忙なスケジュールで疲れては居るんだろうけど、だったら早く寝ればいいのに、夜遅くまでお酒を飲んでるし、観たいDVDがあるからと夜更かしするわりには、ろくに観ないでスマホゲームをしていたり、YouTubeを見ていたり…
はっきり言おう。
めちゃくちゃちゃらんぽらんだ。
ゴミはいつも通り片さないし、シャツや靴下も脱いだままひっくり返すこともないし、おまけにあれ食べたい、これ食べたい…と、めちゃくちゃワガママで、彼と一緒に暮らして1週間…一度も胸キュンラブ♡な事は起きていない。
『吉沢くん！吉沢くんってば！もうすぐマネージャーさん迎えにきちゃうよ！？起きて！』
「んー」
『んー…じゃ、なくて！今日映画の舞台挨拶でしょう！？可愛いファンの子が吉沢くんのこと待ってるよ！』
「あー…そういえば…銀魂の舞台挨拶、だっけ…」
『早く起きて！マネージャーさん来ちゃう！』
ようやく起きた吉沢くんに、ほっと息を吐きつつ、「ん」と言いながら手を伸ばす吉沢くん。
なに、起こせってこと？子供じゃないんだからと、思いつつ、腕を引っ張ろうと掴んだら、逆に強く引っ張られて、ふかふかのベッドに勢いよく沈んだ。
吉沢くんは笑いながら、「早く起きろよ、ねぼすけA」といって、私を置いてさっさとシャワーを浴びに出て行って、1人残された私は、腹いせに…これまた低反発で気持ちのいい枕に向かって、勢いよく拳を沈めた。
大魔王 吉沢め！今に見てろよ！
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レイズ(プロフ) - みきさん» みきさん、コメントありがとうございます。感想とても嬉しいです。今後とも宜しくお願い致します。 (2019年10月22日 16時) (
レス) id: 7e87fc9e00 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - こちらの作品めちゃくちゃ大好きです！！！！ハマっちゃって更新が楽しみで仕方ありません！！！！頑張ってください！！ (2019年10月21日 23時) (レス) id: 31ac1bf2e5 (このIDを非表示/違反報告)
レイズ(プロフ) - 蓮さん» 蓮さん、コメントありがとうございます。すみません…更新が長く停滞してしまいました…なかなか構成がうまくいかないのと、プライベートが多忙ですが、もう少し更新頻度増やすように努力します…！宜しくお願い致します！ (2019年10月20日 12時) (レス) id: 7e87fc9e00 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 最近あまり更新されてないようで寂しいです( ノД`)…楽しみにしてます！ (2019年10月20日 1時) (レス) id: e90feb906e (このIDを非表示/違反報告)
レイズ(プロフ) - 雫さん» 雫さん、コメントありがとうございます。更新を楽しみにして頂きまして、とても嬉しいです。単調な展開にならないように頑張ります。今後ともよろしくお願い致します。 (2019年10月7日 9時) (レス) id: 7e87fc9e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイズ | 作成日時：2019年9月7日 0時
