漆黒を纏う少女【REBORN】 (ページ5)

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003 謎の転校生ページ5

～ツナside～

俺と獄寺くん、山本は、同じクラスで席も少し
だけ近い。今日はなんだか朝から教室が賑やか
で、俺は獄寺くんと山本を交互に見やるが
二人とも分からないと言わんばかりに首を傾げ
ていた。

そして教室のドアが軋むような音を立てて、開いた。

その瞬間、ほんの少し黒髪の少女がいたような気がしたが、今は先生の方も見る

「よしっ！皆いるな～今日から転校生だ！

入っていいぞっ！雪闇っ！」

獄寺くんは軽く舌打ちを……………

山本はニコニコとしていた。

俺はというと変わった苗字の転校生だと思いな
がらも変な転校生じゃないようにと祈っていた

その時、転校生はドアを開けだ途端

「や、やっぱりっ！」

少しだけ声が漏れてしまったが、間違いない

あの時少しだけ見た黒髪の少女だ。

そんなことなど気にせずに黒髪の少女は、平然とした、顔で皆の前に立って軽い自己紹介をした。

「はじめまして、雪闇Aです

よろしくお願いします………」

そう言うと先生に促され窓側の席に座っていた

俺が印象に残っているのは黒髪とその瞳だった

そんな風に見ていると獄寺くんが小さな声で

「どうしました？十代目……」

「なんでもないよ、ありがとう、獄寺くん」

とお互い小さな声で会話したが転校生の少女に
は、聞こえていたらしく、微かな呟きが聞こえた

「＿＿＿＿＿＿＿何か用ですか？」

俺はその問に内心謝りつつ、首を振る

黒髪の少女は納得したかのように先生の方を見たのだった

(かなりクールな子だなぁ……いや、

もしかして……………あの子って………)

俺はそう思いながらも授業に集中したのだった

そして、休み時間になると、少女は一人で本を読んでいた

その少女を気にしたのか京子ちゃんが明るく声をかける

「何読んでるの？えっと、雪闇さん」

「これですか？はい、どうぞ？」

少女は、そう答えると読んでいた本を京子ちゃんに渡して、少しだけ微笑みを浮かべていた

その後、京子ちゃんと雪闇さんは話を続けていたのだった

放課後になるといきなりリボーンが来たのだった＿＿＿＿＿＿＿＿