漆黒を纏う少女【REBORN】 (ページ11)

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009 突然ページ11

～Aside～

私は、ボス候補が学校に来てないと、知ると色々な場所を探していた

その時、どこからか声が聞こえた

男の声であろう。かなり五月蝿いなと、思いながらも、もしかしてと、思って声の聞こえた方に向かって歩くと、そこはデパートで、ボス候補とその守護者がいたのだ

「嗚呼。来てしまいましたか……あの、ヴァリアーが………………」

と、私が小さく呟いた瞬間に、ボス候補守護者のダイナマイトが少しながら私のいた場所にも被害を出した。

私はいつも持ち歩いていた物(武器)を鞄から取り出し、どうにか攻撃を防いだときには、また、攻撃が飛んでくる。

回避しながらこの場を離れるのは、体力のあまりない私には少しだけ辛かった。

その時、懐かしい声がデパートの最上階から聞こえた

「お久しぶり、何してるの？漆黒姫～？あっ！馬鹿、飛向何やってたの！？遅いじゃない！」

一人は可愛らしい声で隣の彼にからかうような言葉を言った少女･姫亜薇。

「おいっ！姫亜薇！誰が、馬鹿だ！はぁ………早く任務が終わったから来てみれば……大丈夫か？A」

もう一人は少女の言葉に怒りをぶつけている少年･飛向

そして二人は最上階から走って私の所来た

「お久しぶりね。姫亜薇と飛向。」

姫亜薇はにこりと微笑んで、飛向はうなづいていた

そして私は二人に今の状況を伝えると姫亜薇に飛向が言った

「ほぅ。あのヴァリアーが来たか……しかも、あのスクアーロとはな……相手が悪いな。姫亜薇の射撃なら大丈夫と思ったが………」

飛向の言っていることは私も分かる

姫亜薇の射撃はかなりの腕前。
とあるファミリーを遠距離から射撃した結果、一撃で終わったとボスから褒められるほど凄腕スナイパーなのだが、今回は無理だ

私が口を開く前に姫亜薇本人が首を振った

「それは赦されない行為よ？馬鹿、飛向？ヴァリアーがボンゴレを襲っても私達もあのアルコバレーノも手は出してはいけないと言われた筈よ？そうでしょう？漆黒姫………」

私はその問にうなづく。当の飛向は呆れ顔で遠くのボス候補と守護者を見ていた＿＿＿＿＿＿＿＿