にひゃくさんじゅうなな。 ページ38
ウォーターセブンを出てから2日目。
見張り役だったゾロが何か見つけた。樽が海に浮いているらしい。
「見ろ!!”宝”って書いてあるぞ!!もしかして、宝船の落とし物じゃねェか!?」
「”海神御宝前”。入ってるのはお酒と保存食だよ。樽一つ一つにわざわざ『宝』とか書かないでしょう。」
「何で見てねェのにわかんだよ!!」
「『流し樽』といって、誰かが後悔の無事を祈って海の守護神にお供物をしたって事よ。『宝前』は”神様へ”って意味」
せっかくだから飲もうという話になり、樽を開けてみると入ってたのは発光弾。
船の真上で光ってめっちゃ眩しかった。
…もうスリラーバークに入るのか。
「……この船はこれから誰かに狙われるかも知れない」
「まさか…そういう罠なのか!?樽を開けた事でおれ達がここにいると今誰かに知らせちまったのか!?」
「今、とは限らないよ?後々来るとか。」
「どこにも誰も見えないぞ!!?」
「誰も……見えないけど…みんな持ち場に!!南南東へ逃げるわよ!!”大嵐”が来る!!5分後よ!」
ん…………ああ…いわれてみれば…?ま、ナミの言うことだし外れないだろ。
持ち場についたら、ちょうど5分後くらいに雨が降ってきてすぐに嵐になった。
完っ全に向かい風だったけどサニー号の”ソルジャードックシステム”の
いや面白いシステムつけるねフランキー。
チャンネル0のパドルからチャンネル3まであるらしい。まだ見てないけどね。
で、嵐を乗り切った次は霧が出てきた。霧が深すぎて夜かっていうレベルで暗い。
「…………もしかして……例の海域に踏み込んだって事かしら…まだ心の準備が……!!」
「言わないでよ!!」
「お!?もう魚人島に着くのか!?」
「いや、その前のおばけが出る海だ!!」
「!?」
「あ、そういやウソップ居なかったね。」
「そうだ…気ィ抜くなよ…まさに、この海域はもう…あの有名な」
「”
「おいお前おれのセリフとんじゃねェよ」
「知らなーい。」
「え…オ……オバ……オババ……オバ」
「オバケ出るんだこの海」
大声で叫ぶウソップ。そんな怖がっても出るモノは出るし出ないモノは出ないよ。
「大丈夫、本当に
「ホントか!?」
「お願いしますゥ!!!」
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作者名:あんちょび | 作成日時:2022年6月22日 17時