気まぐれ【gnsn】

紅い糸と恋模様sideショウ ページ15

you→「」
ショウ→『』
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y「紅い糸を見に行きたいです！」

キラキラと真珠のように目を輝かながら清香が言う


何を言っているんだ？


一瞬、思考回路が止まった
清香にブンブンと体を揺さぶられ、我に返ると清香のその『紅い糸』と言うものに対しての長ったらしい説明が始まった


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要約するに

璃月港辺りに黄昏時になると空を駆ける紅い糸なる物が見えるそうだ
それを我と一緒に見に行きたいらしい


『なぜ我と一緒に行きたい？一人で行けばいいだろう？』


そう一言だけ言うと、清香は何が不満なのか頬を膨らませそっぽを向いてしまった


「父には風情と言うものが無いですね」


『なんだと…空の上の摩訶不思議なことに風情も無勢もあるか!ならば我もこの目でその『紅い糸』と言うものを見てみようではないか！』


ぼっそりと放たれた一言に何故かカチンと来て行ってしまった一言は取り消せない…

言った後にやってしまったとため息をついてももう遅い…

当の本人はなにやら楽しそうにいそいそと準備を進めている
その姿になぜだか笑みが込み上げてくるのは多分夏の香りのせいだ…

終わり←・

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