22話 ページ25
ーAsideー
そんなこんなで居酒屋に着き、店員さんに個室に案内してもらった。相手はもう先に着いているらしい。
あ、ちなみにお兄ちゃんには帰りが遅くなることは電話で伝えたよ。なんか誰とどこで21時までに帰って来いとかお母さんみたいなこと言ってたから途中で切った。
そして、優愛が個室のふすまを開けた。
優愛「こんばんは〜!お待たせしました!」
男1「おお!俺達もさっき来たばっかだよ!」
優愛に続いて中に入ると、ふと出入口近くに座ってた男の子と目が合った。
ん?
その男の子としばらくじーっと見つめ合い、、、
同時に思い出した。
あ「り...!!!」バッ!!!り「コソッ しーー!」
つい私が驚いて莉犬くんの名前を叫ぼうとした瞬間、莉犬くんが素早く私の口を手で塞いだ。
男2「ちょちょちょちょ!何してんの!?お前ら!?」
り「い、いや〜...なんでも。」
あ、あぶな〜...。
莉犬くんはジロッと私を見て、落ち着いてと目で言ってた。私は頷き、莉犬くんの向かい側の席に着く。
あぁ〜〜!どうなんのこれ!?
そして、自己紹介のシーンに戻ります。
私と莉犬くんはお酒をちびちび飲みながら、相変わらず目を逸らし、静かに過ごしていた。
このまま終わって...!!!
男1「じゃあそろそろ!王様ゲームいきますか!!」
「「「いえーーい!!!!」」」
り/あ「「!?!?」」
そうして合コンといえばのゲーム、王様ゲームが始まった。
ちょっと嫌な予感はしてたけど、思ってたのとは違って、モノマネや一発ギャグといった普通の指示で気が緩んだ。
でも、まだ緩んじゃいけなかった。
男2「ヒック おっ!次は俺が王様だ!!ヒック」
優愛「はははっ!だれだれ!」
男2「ん〜ヒック そうだな〜.....じゃあ俺と4番!!
キスする!ヒック」
え.....私4番なんだけど!?!?!?
優愛「ん?あ!Aが4番よ!」
あ「ちょ!優愛!!」
優愛「大丈夫!キスって言ってもほっぺにとかだから!」
男1「そうそう!」
男2「ヒック Aちゃ〜ん!キスするぞ〜!!」
そ、そんな莉犬くんの前でなんて!
でも、やんないと盛り下がるし、先に進まなそう...。
私が立ち上がった瞬間、その人が私の頭の後ろを支えた。
なにこれ、右にも左にも向けない!?
このままだと口にキスしちゃう!!
いや...!!
助けて...!!!!
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しょっしっんっしゃ。 - 私は夢小説書くの苦手なので、尊敬(*≧∀≦*) 兄弟系好きだし、この小説とても面白いです! びおれさん他の小説なども無理をしない程度に更新頑張ってください!応援してます! (1月18日 23時) (レス) @page13 id: b62553375b (このIDを非表示/違反報告)
tv - 兄弟系好きなんですよね (1月13日 14時) (レス) @page3 id: d63a8d7f06 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - ビオレさんはとてもすごいですね。私は全然上手く小説などができたことがないので羨ましいです。応援しています。頑張ってください☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (6月14日 19時) (レス) @page2 id: 4e27229dfb (このIDを非表示/違反報告)
蒼鉛 - びおれさん!すっごく面白いです!更新頑張ってください!まる。 (2020年11月16日 20時) (レス) id: 0d8498869d (このIDを非表示/違反報告)
りこ - りいぬくんオチがいいです! 更新頑張ってください!応援してます! (2020年11月12日 16時) (レス) id: 0909783799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びおれ | 作成日時:2020年7月26日 2時