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ラフプレー対策特訓を終わらせたタイミングで、マネージャー達が差し入れにおにぎりとお茶を持ってきてくれた。
｢はい、Aちゃんも!!｣
｢ありがとうつくし。｣
ぱぁっとはつらつな笑顔のつくしに癒されつつ、零さないように両手で静かに紙コップを受け取り、辺りを見渡していると、杏奈がやや困惑したような顔でおにぎりの乗ったお盆を持っていたのが見えた。
｢えっと……どなたですか？｣
｢俺だよ!!剛陣だよ!!!!｣
原因は剛陣の顔だったようだ。
先程マシーンにげしげしと全身を蹴りつけられていたせいで、顔のあちこちが見事に腫れ上がっていたので誰か一見わからなかったのだろう。
それにあちこちから笑い声が上がり、私もそれにつられて、失礼とはわかってはいるが抑えきれなかった。
｢……ふ、くっ…ふふ……西蔭が野坂にばっか構ってるから……剛陣可哀想じゃん…ふふふ……｣
｢そう言いつつも笑い堪えきれてねぇぞ御剣さん。｣
冷静に突っ込んできた吉良を軽く肘で小突く。
｢逆に吉良は面白くないの？｣
｢俺はアンタと違ってツボ浅くねぇんだよ。｣
｢確かに、御剣さん意外となんでも面白がるよね。｣
いつの間にか吉良の隣に立っていた基山が、おにぎり片手に穏やかに微笑んでいた。
私、そんなにツボ浅いかな………
考えたこともなかったことに、今更ながら真剣に思案していると、そういえばよォ、と不動が後ろから声をかけてきた。
｢……前々から思ってたんだけどよ、何で基山まで御剣にタメ口なんだ？ そこの悪ガキどもは兎も角として。｣
｢お前が悪ガキとかいうの。……それに関してはね、基山の勘違いがきっかけかな。｣
FFで基山率いる永世学園と当たることが決まった時、視察がてら直接永世に行ったことがあった。
割と入り組んだ校舎で私は案の定迷い、たまたま通りがかった基山に案内をしてもらい、何とか事なきを得たのだ。
基山はそんな私の様子を見て、同学年か後輩かと勘違いしたらしく、私が先輩だと知ったのが試合中だと言う。
｢それで、今更急に変えるのもなんか変だし、そのままタメでいいよーって。｣
｢……その節は、本当にすみません。｣
｢いや、別に構わないさ。灰崎とか吉良とかみたいにオラついてる奴らは別だけどね。｣
｢｢んだと……?!｣｣
｢お前らのはただ生意気なだけでしょ。｣
和気藹々とした雰囲気の片隅、野坂が神妙な顔つきで風丸と吹雪の名を静かに呼んでいた。
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moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2022年2月19日 19時) (
レス) @page50 id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱 - 御剣さん誕生日おめでとうございます！こんなにログイン出来ないの悔しいって思ったの初めてかもしれない…これからもずっとゆきさんと御剣さんを応援しています！！ (2019年6月14日 16時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
Rin?^^*(プロフ) - 御剣さん本当に好きです！この先の展開も予想がつかずいつも楽しみにしています！更新待ってます、頑張って下さい！ (2019年6月9日 21時) (レス) id: ed59144b66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ろーださん» へァ?!!!!!!!本当ですか……?!!!うちの子が人様のご縁になるとは……!!こちらこそうちの子を出会いのきっかけにして頂いて、ありがとうございます!! (2019年4月19日 17時) (レス) id: 05b431dc35 (このIDを非表示/違反報告)
ろーだ(プロフ) - 聞いてください、ゆきさん！御剣さんの話題で友達ができました！これも、御剣さんの生みの親であるゆきさんのお陰です！！これからも、更新頑張ってください！！！ (2019年4月19日 15時) (レス) id: b040f787bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2019年2月13日 20時
