第１１４話 女子友達 ページ17
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数日後。
目覚まし時計が、大きな屋敷に響き渡る。
そして数秒後、音は止まり、また静寂に包まれた。
――のは束の間。
A「もうこんな時間じゃんかァ！！」
１人、自室から飛び出す少女がいた。
慌てて私服に着替えて、部屋着をその辺に放り投げる。
今日は、恭弥とのデートの約束日。
ただ、風紀の仕事が少しあるということで学校の校門で待ち合わせをしていたのだが。
A「待ち合わせの時間になっちゃうしィ……！」
イライラしながらも、適当に鞄などを手に取って靴を履く。
A「ああ、ケータイ忘れた！」
ドタドタと雑な足音をたてて、履いた靴を脱ぎ、自室へと向かう。
その画面を確認してみれば、既に３分が過ぎていた。
A「ったく、なんで起きれなかったのかなァ」
文句を小さな声で呟きながらも、慌てて家を飛び出した。
脚力っていうか、足の速さにはだいぶ自信があって。
しかも、武器として戦う物自体がブーツだからそれを使って移動すればいいのだけど……。
さすがに家の上を少女が移動していたら、結構な大騒ぎとなってさらに遅刻する気がした。
だから、今はとにかく学校へ向かって猛ダッシュする。
商店街のある道を曲がり、人混みをかき分け前へと進む。
その途中、聞き覚えのある声に呼び止められた。
京子「Aちゃーん！」
その声に足を止めると、喫茶店の前のテラスに馴染みのある女子が３人。
A「京子にハルにクローム？
こんなとこで何してんの？」
Aはテラスの前で足を止め、３人に顔を向けた。
ハル「何って新作スイーツの試食ですよ！
Aちゃんも誘ったじゃないですか！」
A「あー、そういえばそんなこともあったねぇ」
クローム「先約があるから、って断ってたけど……」
クロームの言葉で止まっていた足が動いた。
A「そうだそうだ！
急がないと！」
京子「フフッ……雲雀さんと？」
A「もう遅刻なんだけどね」
呑気に笑って見せる。
ハル「じゃあ、ハルの少し分けてあげるんで」
そう言ってハルはスプーンにアイスを乗せ、Aに差し出した。
A「おぉ、サンキュ」
ハル「頑張ってくださいねーっ」
Aは迷わずアイスを口にすると、３人に手を振りながらその場を走り去って行った。
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Ren(プロフ) - ガット・ネーロさん» ほとんど放棄状態の小説だったので、とても嬉しいお言葉です！ありがとうございます！新しいお話、頑張ります！ (2016年4月15日 17時) (
レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
ガット・ネーロ - 初めまして。ガット・ネーロと申します。ずっと読ましていただいていますが、コメントをするのは初めてです。私も、Ｋさんと同じように、久しぶりに来てみました。この小説、本当に大好きです！是非続けてください！応援しています(^^)/~~~ (2016年4月9日 12時) (レス) id: 4ad39b716f (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - Kさん» 見てくださってありがとうございます！正直、だいぶ時間も経ってしまっていたので自己満足で書いたんです…。最近リボーンの小説をまた更新し始めようとも考えているもので…。応援嬉しいです！ありがとうございます！ (2016年3月7日 20時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
K - 久しぶりに来たら続いてた！イェイ♪ずっと応援してます(・∀・´)/ (2016年3月7日 18時) (レス) id: 9a5f43fdea (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - そうならショック (2015年12月28日 14時) (レス) id: f616076e22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ren | 作成日時：2015年8月2日 23時
