第８話 教師の機嫌 ページ9
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学校の２−Ａの教室。
Aはクルクルとシャーペンを器用に片手で回していた。
そして窓の外を眺める。
鼻歌を歌いながら。
ツナ「……機嫌いいね」
隣でツナが囁く。
授業中であり、だいぶAが発している鼻歌が目立っていた。
本人は気にしてないのだが。
A「まあね〜」
そう一言だけ答え、再び鼻歌を歌いだす。
それが教師の勘に触れたらしい。
教師「コラァ！白神！
真面目に受ける気はあるのかァ！」
寄りによって１番うるさい教師の授業だった。
失敗した、と心の中で呟き、目を逸らす。
その態度もムカついたのか、教師はチョークでAを指し、怒鳴る。
教師「そんなにオレの授業は退屈か！」
A「ワォ、先生ってエスパー？」
一瞬で表情を変えた。
純粋そうに偽った瞳で、教師を見る。
そして笑う。
クラス内でも、クスクスという笑い声が所々聞こえてくる。
教師「成績がいいからって……！
もういい！廊下に立っていろ！」
A「はーい」
妙に素直に廊下へ出るA。
静かに廊下へ出て、ドアを閉めた。
耳を澄ませ、授業が再開したのを確認すると１歩教室から離れるように後ろに下がる。
A「じゃーね、せんせー？」
誰もいない廊下で呟いて、不敵な笑みを浮かべる。
そして、教室の前から去って行く。
行き先は……
A「屋上にしよーか」
Aは、スキップをしながら屋上へと足を進めた。
――その頃、教室では。
女子１「先生ー、さすがに１人で廊下に立ってるのは可愛そうですよー」
１人の女子生徒の発言で、眉を困ったように曲げる教師。
さすがに怒りすぎたと思ったのだろうか。
すると他の生徒からもブーイングが。
教師「ああ、ああ。
分かった。
なら、せめて教室に入れてやる」
生徒の威圧に負けた、教師。
そして廊下のドアに手をかけた。
教師「白神ー、悪かったな。
入ってきても………」
教師の言葉が途切れる。
それが気になり、数人の生徒も廊下を覗きに行く。
ツナ達も廊下を覗いた。
プルプルと震えだす教師。
覗いた廊下には……誰もいなかった。
教師「白神ィ……！！」
その日、教師は怒りを抑え込んだまま、授業を行ったそうだ。
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ソード - ソードですが、私の事覚えていますか？あの･･･今さらなんですが、。あの小説また一緒に書いてほしいんです･･･お願いします。読者様も待ってると思うので。 (2017年4月9日 1時) (
レス) id: f4de2e5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - そろそろうざくなってきた (2015年12月20日 17時) (レス) id: 67d98e9ffd (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - レナさん» 確かに。飽きたゾ★ (2015年4月17日 23時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - このやり取り、そろそろ飽きたゾ★ (2015年4月9日 23時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - レナさん» そっちも真顔は止めてよぉ。微笑 (2015年4月9日 23時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ren | 作成日時：2015年2月22日 23時
