第４６話 ハズレ ページ47
.
紅花「A様、お食事の用意が出来ました。
さぁ、参りましょう？」
A「……」
部屋までAを呼びに来た紅花。
しぶしぶという態度で紅花についていくA。
食事は明貴との２人。
ほとんど黙ったままの食事だった。
終えてからも“ごちそうさま”の一言だけ。
そして部屋へ戻って行く。
パタン――、と静かにドアを閉めた。
窓から見える空は既に暗い。
その窓に近づき、星に目を移す。
下を見るにどうやらここは３階。
目立たない風景からして、玄関とは反対側だろうか。
A「このままじゃ、ダメ……」
こんなとこにじっとしていたら、明貴君の思うツボ。
だったら――……。
Aはキッ、と夜空に上がる月を睨んだ。
.
.
獄寺「ハァ……」
山本「フゥー……」
骸「これで、終了……ですかね」
同時刻。
昼間に目をつけたあの古びた屋敷内に、９人はいた。
息を切らし、体は傷だらけ。
どれも致命傷ではないが、無傷の者はリボーンと風だけだった。
ツナ「ここじゃ、なかったんだね……」
ハイパー化を解き、皆に近づいた。
了平「そうだな。
しかし、１０のうち１つは潰したぞ……」
獄寺「逆に言えば残り９もあんだぞ？
さすがに時間がかかりすぎるだろ」
骸「そうですね。
１件にこれだけ時間を使ってしまっては……」
その場の皆はため息をつき、頭を抱えた。
風「とりあえず、ここを離れましょう？
先ほどホテルの予約を取ってきました」
ツナ「って、いなくなったと思ったら予約取りに行ってたの！？」
リボーン「どーせ、ここにはAはいねーと思ってたからな」
獄寺「そうなんスか！？」
風「考えてもみてください。
中国最強の范家がこんな古い建物にいるなんて思えないでしょう」
了平「言われてみれば……」
山本「確かに、もっと豪華そうな屋敷とかにいそーだな」
再び頭を抱える一同。
風「こんなとこじゃなんですから、ホテルへ行きましょう」
リボーン「考えんのはその後だ」
９人は微妙な思いのまま、予約したホテルへと足を進めた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「リボーン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソード - ソードですが、私の事覚えていますか？あの･･･今さらなんですが、。あの小説また一緒に書いてほしいんです･･･お願いします。読者様も待ってると思うので。 (2017年4月9日 1時) (
レス) id: f4de2e5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - そろそろうざくなってきた (2015年12月20日 17時) (レス) id: 67d98e9ffd (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - レナさん» 確かに。飽きたゾ★ (2015年4月17日 23時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - このやり取り、そろそろ飽きたゾ★ (2015年4月9日 23時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - レナさん» そっちも真顔は止めてよぉ。微笑 (2015年4月9日 23時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ren | 作成日時：2015年2月22日 23時
