第１０話 帰り道の喧嘩 ページ11
.
その日の放課後、Aの携帯端末に一件のメールが届いた。
差出人はリボーン。
内容は“あいつが来た。今、ツナの家にいる”というものだった。
そのメールを見てから、Aの機嫌はとてつもなく良かった。
軽快はステップを踏みながら、１人でツナの家へと向かう。
と、角を曲がった瞬間、自分よりも大きい人影にぶつかってしまった。
A「わっ、ごめんごめん」
随分とフレンドリーに大柄な少年に謝罪する。
ただ、その少年達はあまりフレンドリーではなかった。
少年１「あぁ？何だァ、このクソガキィ」
少年２「ぶつかっといてその態度とは……なめてんのかァ？」
背後にだいぶ人がいたらしい。
見た目からして、高校生だろうか。
しかも不良。
Aは、心の中で失敗したと思ったが、もう遅い。
ちなみに現在は男装中。
というかよっぽどのことがなければ女の格好などしない。
それでも不良達が退くことはなく。
少年３「聞いてんのかァ？あぁ！？」
あっという間に囲まれた。
少年１「こういう奴には仕置きってのが必要だよなァ」
リーダー格であろう少年が呟き、笑う。
その瞬間、リーダー格の少年の拳が視界に入り込んだ。
Aはその拳を片手で受け止める。
少年１「ほう……少しはやれるみたいだな」
A「謝って許してもらえないなら、実力行使でいくけど」
少年２「こっちは最初からそのつもりだ」
A「じゃあ、文句言うなよな」
Aが呟いた瞬間、少年２の顔面を殴った。
一撃で倒れる少年。
案外脆いようだ。
そして残りの奴らをギロリと睨む。
少年１「クソッ……お前ら！やっちまえ！」
その叫び声と共に、数人の男が襲い掛かってきた。
A「もうちょっと女の子を労わってほしいもんだな」
そう言って鞄を放り投げ、少年達１人１人を潰していった。
.
A「ふぅ……疲れた」
放り投げた鞄を拾い、ため息をつく。
その場には山のように倒れ、重なった少年達。
リボーン「相変わらずだな」
聞こえた声に反応し、視線を向ける。
瞬間、目を見開き、リボーンの隣にいた人物に目を輝かせた。
？「もう少し女の子らしくしてはどうです？A」
リボーンの隣に立つ、中国服を着た赤ん坊。
Aは嬉しさをそのまま表情に出し、その赤ん坊の名前を呼んだ。
A「風……！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「リボーン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソード - ソードですが、私の事覚えていますか？あの･･･今さらなんですが、。あの小説また一緒に書いてほしいんです･･･お願いします。読者様も待ってると思うので。 (2017年4月9日 1時) (
レス) id: f4de2e5dd2 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - そろそろうざくなってきた (2015年12月20日 17時) (レス) id: 67d98e9ffd (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - レナさん» 確かに。飽きたゾ★ (2015年4月17日 23時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - このやり取り、そろそろ飽きたゾ★ (2015年4月9日 23時) (レス) id: 4fb655bc62 (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - レナさん» そっちも真顔は止めてよぉ。微笑 (2015年4月9日 23時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ren | 作成日時：2015年2月22日 23時
