【銀魂】銀魂高校のヤンキーと吉原商業のヤンキーがデキちゃってるらしい。II【高杉晋助】

【番外編】未来の私達【story1】 ページ33

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吉原商業高校を卒業して、5年。

私は新社会人となった。


職業何か聞きたい？

聞きたいっすか？

聞きたいよねぇ？


あ、ウザい？

ごめん。

えーっと、私。坂田A。

教師になりますた。

兄貴が教師ってのもあって色々話聞けたし、試験も一発合格。

私が受け持つある高校の2年C組は、まぁ私に失礼だがいい子ばかり。

可もなく不可もない感じ。


『おはよー』

ガラガラッと教室に入ると

「はよー」
「おはよー。Aちゃん。」
「Aちゃーん。課題忘れた！」

『ねぇみんな…私が教師だってこと忘れてない？』

生徒たちはみな、私をAちゃんと呼ぶ。

『えーっと！
今日のHRはぁ…特にないんだよ。

何したい？』

「はーい！俺、Aちゃんに質問タイムしたい！」

ある男子生徒が立ち上がった。

考えてみれば、私はみんなに名前と年齢しか言ってない気がする。

『私！？…別にいいけど……』

「じゃあ、俺からな！
Aちゃんの出身大学は？」

『大学は…吉原女子大学！』

次は女子生徒が

「ズバリ！Aちゃんは彼氏いる？」

『あ、それ。
来ると思ってた。

彼氏ねぇ………いるんだよ。残念ながら。』

「えー！？くわしく！！」

『うーん…中３から付き合ってて…

高校…大学と別々で……

最近はお互い仕事が忙しくて全然会ってないなぁ……半年くらい…』

「えー！？マジで！？」
「彼氏いたのかよ！？」
「半年も会ってないの！？」

教室が騒がしくなった。

いや〜…高校生は元気だねぇ…

『あ！あ！でもね！
今日は仕事終わったら久しぶりに会う約束してたんだ！』

そうだった。
今日は高杉君がお迎えに来てくれるらしい。

「はーい。Aちゃーん。
彼氏さんの職業はなんですかー？」

『職業？……私も知らない。
あー…でも一応会社員みたいだよ。高杉君は。

あ、高杉ってのは彼氏の名前でーす』

「高杉…高杉…高杉ィィィィィイ！？

ちょっ！Aちゃん！？
それ、高杉グループの社長さんじゃないの！？」

「「「「『社長ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ！？』」」」」

『え…嘘…え？
まっ…携帯…よし。今だけ携帯を使うのを許可する。

高杉君のこと調べたまえ。』

そうするとみんな一斉に携帯を開いた。

私の携帯は職員室。

「うわっ！本当じゃん！？
Aちゃん！ホラ！」

一人の生徒が私に携帯の画面を向けた。

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