6話 ページ6
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「あ!Aだ!!」
お花摘みも終わり、信女も食べ終わった所でミスドから出た。
その時、私の視線の先には2人の男がいた。
『神威さん……っと、高杉さん。』
記憶を探りもう1人の名前を当てる。
信女は明らかに嫌そうな顔をする。
『信女。知り合い?』
「…同じ道場で剣道教わってた、チビ。」
「おい、コラ。今、何つった?」
信女がボソリと呟いた一言に反応する、高杉さん。
「いえ、何も。」
「ねぇ、ねぇ。A。連絡先交換しない?」
『えっ…いや…あの…』
「俺と連絡先交換するの、嫌?」
そんな可愛い顔で頼まれてもさ…
『…知らない人とは……』
「ええ〜?
同じクラスじゃん。知らない人じゃないでしょ?
ね?」
「やめて。Aに関わらないで。
A、帰るわよ。」
『う、うん…』
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『信女…ありがと……
でも、あそこまで冷たくする必要あった?』
少し離れた所で信女と話す。
「Aは優し過ぎるのよ。
あいつ等のせいで将来を壊されたようなものなのよ。
なんで許せるの?」
『許してるわけないじゃない…今でも憎んでいるよ…
でもさ、そんなに引きずっってたら何も進まないじゃん?
だから気にしないようにしてるの。
相手に気づかれないように…』
そんな会話をしながら電器屋さんの前を通った。
通りに向けられたテレビではかつて「歌姫」とまで賞賛された少女が歌っていた。
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りん - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年2月26日 17時) (レス) @page18 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
輝夜 - すっっごく面白いです。続き楽しみにしてます。 (2017年12月30日 10時) (レス) id: d97a8264fd (このIDを非表示/違反報告)
83猫(プロフ) - 十夜さん» 神威の予定です((ボソッ (2017年8月27日 6時) (レス) id: bf1fcb93f0 (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - 誰オチなんですか? そもそも落ちますか? (2017年8月26日 15時) (レス) id: e91e7b2666 (このIDを非表示/違反報告)
83猫(プロフ) - ありささん» 了解です!応援ありがとうございます! (2017年8月26日 14時) (レス) id: bf1fcb93f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:83猫 | 作成日時:2017年6月29日 15時