【銀魂】アイドルと（難アリ）女子高生

17話 ページ17

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２人で屋上に寝転んで、お話をする。

「美奈は私達の幼馴染アル。」

『私達って…？
神楽さんだけじゃないの？』

「私の兄貴、バ神威と、クソサド、銀ちゃんと、高杉と、トシのことヨ。」

『え…アイドルの…え！？』

「いま気づいたアルか？」

神楽さんは呆れて溜息を付く。

『じゃあ、神楽さんも…ダイヤモンド・パフュームの…』

「一応ネ。

それで話を戻すアルヨ。

美奈は両親に捨てられて1人で暮らしてきた奴アル。
でも、少女漫画的展開があって今ではあいつ等の姫ネ。」

『え』


「でも捨てられたってのは、嘘アル。
アイツは両親もいるネ。

アイツの話すことは全部嘘。そういっても間違ってはないアル。」

『どういう…』

「自分が１番じゃなきゃ気が済まない腹黒女ヨ。」

見た目から想像出来ない、彼女の本性を耳にする。

『でも…』

「あんな優しそうな子が」私が口に出そうとした言葉は神楽さんに掻き消された。


「お前が今1番の標的ヨ。
“ 世界一の歌声の持ち主 ツキ” 」

神楽さんの真剣な目が私を向く。

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