【銀魂】『悪役だからって勘違いしないでくださる？』【落ち未定】

47話「悪役令嬢は関係無い」 ページ47

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「失礼します。」

サクさんが控え目な声で言った。

静かに襖を開ける。

あぁ…お見合いか。


向かい合う緊張気味の男女に両隣には少し楽しそうな夫婦。

実際にいるんだね。

ウチはどっちかっていうと「え？その人と結婚？どーぞ。結婚式は呼んでねー」的な家なので関係無い。

「これは男性の方によろしくね。」

『わかりました。』


スっ…と料理を男性の前に出した。

「A…？」

男性は私の名前を言い当てた。


紫がかった黒髪に緑色の鋭い眼光。

片目は眼帯で隠されていた。


そんな人。1人しか思い浮かばなかった。

高杉…


『人違いでは？』

高杉。と、正体を私も分かってしまったのでとぼける。

「…そうか。すまねェ。」

案外あっさり引いてくれた高杉に驚いた。


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「レンの妹ちゃん。
さっきのお客さん知り合いだった？」

とサクさんは私を見る。

『ええ…まぁ…学校の同級生でして…』

「へー！
今どきの高校生はお見合いするんだねー！

僕、わかんなーい！」

と少し楽しそう。

「じゃあ、レンの妹ちゃん。
次の時もさっきみたいによろしくね。」

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