検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:369,205 hit

ピアノのコンクール ページ36






集会の後一通りの話を聞いた。

一時限目はサボりになってしまい、二時限目から授業に入るものの、授業内容は頭に入って来ず、気づくと放課後になっていた。


コンクールの詳細のチラシを見ながら、上靴からローファーに履き替えた時。


「あ、いたいた。」

『ぎゃっ!』


私の背中に体重が掛けられた。

「なにこれ?…ふーん。
また、コンクールに出るの?忙しーね。」

犯人は神威先輩で、コンクールのチラシを私から取り上げると私の隣に並んで歩き始めた。

『またって言うか、好きで出てるわけじゃ無いんです。』

「じゃあなんで出るの?
出なければいーじゃん。」

『強制なんですよ。

私の母はこの学校の音楽科出身で名前が残る程の優等生だったんです。

姉も同じでスポーツ科の天才だなんて呼ばれてました。

私も憧れてこの高校に入学しました。
期待の目が凄くて…受験シーズンはずっとピアノの練習ばっかりしてました。』

「本当は友達と遊びたかったです」と最後に付け足すと、神威先輩は「お疲れ様」と頭を撫でてくれた。

その笑顔は私を安心させた。

「コンクールって、見に行けるんでしょ?」

『はい。一応。』

「じゃ!生徒会のメンバーで見に行って、最前列独占しよー」

楽しそうに言う神威先輩。

「最前列は審査員の席です」と言うと「えー」と残念そうに言った。

いつも通り→←天才宇佐美チャン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (195 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
420人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 学パロ , 落ち未定   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おはぎ氏 - うぁぁぁぁ、高杉先輩の三味線弾いてるの見たいでござる!! (2021年10月21日 5時) (レス) @page42 id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
83猫(プロフ) - 龍神邪炎さん» そう言う事でしたか!!遊園地の件了解です! (2017年3月24日 14時) (レス) id: 49513c3fb4 (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - あと、夢主が遊園地に誘うのは、土方さんか高杉でお願いします。 (2017年3月24日 14時) (レス) id: 2cd5db3991 (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - 83猫さん、すみません。「一人をった」っていうのは、俺のコメの文の中でそういう所があったっていう意味だったのですが。紛らわしくてすみません。 (2017年3月24日 14時) (レス) id: 2cd5db3991 (このIDを非表示/違反報告)
83猫(プロフ) - 桃桜さん» リクありがとうございます!!全員でいいですよね! (2017年3月24日 10時) (レス) id: 49513c3fb4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:83猫 | 作成日時:2017年2月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。