日直 ページ5
今日は日直だった。好きな人と一緒に1日仕事❤️なーんてことはなく
生憎私達のクラスは日直は1人だ
色々仕事を終わらせて最後に机を並べて、日誌を書いて職員室に持って行き帰るだけ
そのはずだったのに
私は机を並べている最中に気づいてしまったのだ
北の机の上に置かれているタオルに！
これは確か毎日部活で使っているもの！
(別に荷物漁ったとかじゃないからね⁉︎よく見るだけで……)
まあつまり何を言いたいのかというと
部活で使う大切なもの→なくて困る→届けに行ったほうがいい？というわけだ
究極の選択！
日誌を書きながらグルグル考えていると書き終わってしまった
ああーどうしよう⁉︎
でもやっぱりないと困るよね？それに体育館は校門のすぐ近くだし……
ああもう！届けよう！ファンに殺される覚悟を決めるのだ私！
北のタオルを手に取り、急いで日誌を職員室に届け、体育館に向かった
体育館についてしまった。入口は開いてるし普通に入って渡すだけ。そう渡すだけ。
よし、行くぞ
体育館に入ると空気が変わった
むさ苦しいってのもあるかもだけど、なんかこう雰囲気というか
それに圧倒されながらも足を進めていきバレー部の部員に声をかける
「あのーすみません北のこと呼んでもらえますかね。」
？「あ？」
近くにいた部員に声をかけたものだから顔を見ていなかった
あ、やばい。ファンに殺される
何を隠そう私が声をかけたのは双子の片割れ、宮侑だったから
それになんかめっちゃ怒ってるし。すると
侑「自分なんなん？ギャラリーでの観戦はまだ許しとるけど、練習中に選手に声かけてきよって。この雌豚。喧しいからはよどっか行き。」
噂には聞いてたけど、宮侑ってやつは顔はいいがいかせん口が悪い
だが私にも引けない理由があるので無視をして言葉を返す
「……話聞いとった？私は北を呼んでくれいうたの。めんどかったり集中切らしたんなら謝る。すまんかった。でもこっちもちゃんとした理由があるさかい、引けへんわ。」
やば、つい熱くなって関西弁になってしまった
侑「はあ？せやから今は練習しt「本田やん。何しにきよったん？」
侑「え？」
「北！あんた机にタオル忘れていったから届けに来たの。」
北「ほんまか。すまんな迷惑かけた」
「別に大したことじゃないからいいよ。じゃ用は済んだから帰るね。バイバイ。」
北「おん。気いつけて帰り。」
よーし。無事？渡せたからかーえろッと
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作者名：ゆみ | 作成日時：2020年4月8日 0時
