§抜き打ち§ ページ29
さて。一昨日、リボーン君に抜き打ち☆最終試験の通知が届きやがったので、俺は先日ごっくんと資料室にいたときに思いついたとある事を実行してみようと思った。
用意するもの。死ぬ気の炎がチャージできる匣兵器を、大量に。これはジャンニーニにや雲雀さんに譲ってもらった。それと愛用のナイフ。
あとはまあ、俺自身。
さてと。準備は、一応できた。
廊下から気配がする。多分、リボーン君が山本君のほうの最終試験を終わらせて俺の方にきたのだろう。やばい緊張する落ち着け俺。
部屋のドアがスッと開く。そこに、銃を構えたリボーン君。
俺はナイフに炎を纏わせ、逆手に持って腰を低く構えた。リボーン君もそれにあわせて警戒心を高めながら部屋に踏み込む。
踏み込んだ―――瞬間。
「！！」
殺し屋の勘か、経験か、あるいはどちらもか。リボーン君が若干顔色を変えて飛び上がる。
俺はそのわずか0，2秒後に、『合図』を出した。
『―――クラッシュ(壊れろ)』
轟音が、響き渡る。ああやばい、思った以上の威力だ。風圧で俺まで飛ばされそう。
リボーン君が踏み込んでいたそこには、部屋の4分の1を潰したかのようなクレーターが出来ていた。
「これは…」
おっと、呆気にとられている場合じゃない。しかも自分で考えたものだろこれ。使うの初めてだとしても。
飛び上がってこちらに来たリボーン君の意識は、まだクレーターの方へ行っている。今しかない。ナイフを持ち直して、リボーン君に向かっていく。すぐに近づいてきた俺にリボーン君も気づいたみたいだが、もう遅い。
ナイフはリボーン君の黒帽子を切り裂いた。
「…合格だぞ」
『よっしゃ！』
銃をしまい、帽子を被り直したリボーン君が「さっきのは爆弾か？」と問いかけてきた。俺は緊張の糸から解かれ、バタリと倒れながら「うん」と頷く。
『スイッチはついてないんだ。空気の振動と音程を読み取って、それを今の時代の先端技術をもとに高速で分析してから、それがデータと…つまり、俺の『声』にのみ反応する爆弾ってこと。俺が『合図』を出したら爆発する仕掛けなんだ』
月属性の特徴は「破壊」。
「分解」よりも粉々に。芥も残さず、塵も残さず。
で、作ったのがこの爆弾なわけだが、ここまで威力があるとは…
「お前にしては随分ハデなのを思いついたな」
「敵も、予想外なことが起こったらパニクるかな、と」
リボーン君が笑ったので、俺もケラケラ笑った。
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暗殺巫女 - あー小さい頃自分も僕、卵から生まれるって思ってた！！ｗｗで親に聞いたら「あーうんそーだね・・・」的なこと言われた気がする、長文ごめんなさい (2016年5月28日 18時) (
レス) id: a00eaa4339 (このIDを非表示/違反報告)
マユボン(プロフ) - 作者さん!!!!何故にこんなに面白い小説を書けるんですか!? あ!!!あとよかったらお友達になって下さい!!! (2013年8月18日 19時) (レス) id: e45f894d9c (このIDを非表示/違反報告)
闇音紅Ψ光音銀牙(プロフ) - 薬泉さん» 杏「あ、わかんない」←銀牙「何故聞いた」紅「よくわかんないけど凄ね、授業でやるなんてw」 (2013年5月3日 10時) (レス) id: e76357bb55 (このIDを非表示/違反報告)
マルプー(プロフ) - 薬泉さん» 個人的に霧崎戦が楽しみ(*｀ω´) (2013年5月3日 0時) (レス) id: aa7eadc86f (このIDを非表示/違反報告)
薬泉(プロフ) - 闇音紅Ψ光音銀牙さん» なんか、I call McDonald Mac みたいな？ (2013年5月3日 0時) (携帯から) (レス) id: a46aa22d8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薬泉 | 作成日時：2013年2月1日 16時
