光へ連れ出して【天馬司】【神代類】 (ページ15)

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・(類 side) ページ15

司「4人もいればショーは出来るだろう！！」

類「あ、そのことなのだけど…少しいいかい？」

えむ「なになにー？どうしたの？類くん？」

4人だけでもショーは出来る…だけど
僕はどうしてももう1人、加えて欲しいんだ

類「僕の先輩にね….歌が大好きで上手な人がいるんだ。その先輩も誘いたくてね」

寧々「歌が大好きで上手な類の先輩…？」

司「もちろんオーケーだ！だがしかし…その先輩という人が何処にいるかは知ってるのか？」

類「いいや、知らないよ」

司「知らんのか！！」

えむ「何処にいるか分からないのに誘えるのー？」

類「もちろんだとも。大体何処にいるかは目星はついているしね」

初め君を見た時、本物かどうか分からなかった
だけど…どれだけ姿が変わっても君は君のままだ
…今度は僕が君を…助ける番なんだ

寧々「で、何処にいるの？」

類「僕達の高校だよ」

寧々「…は？」

類「高校でなら会えるからね。その時に誘えばいい」

司「もし困ったら何か言ってくれ」

類「分かったよ」

君は僕の誘いを断るかもしれない
だけど…彼らなら君を変えれるかもしれないんだ
ふふふ…誘うのが楽しみだね

＊＊＊

「ｸｼｭｯ…風邪かな、いやそんなわけないか…」

でも何処か嫌な予感がするのは何故だろうか
明日高校休もうかな…いや、そんなことしても行かされるのには変わりないか
このままどうか平凡な日が毎日来ればいいけど…

「叶いそうにないかもな」

明日に嫌な予感を覚えつつも準備を進める
何か面倒ごとだったらやだな
…そういうとフラグが建つからやめよう
いやもう遅いかもしれない

「どうか平和な日々が来ますように…面倒ごとに巻き込まれませんように…」

取り敢えずそれだけ祈っておいた
切実にやめてくれ
高校生活は平凡に過ごしたいのだから