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ジェイド「ほう、なるほど。それが貴方の本当のお気持ちですか。」
ジェイドもニコニコしてますね...
私はそんなことできませんよ
アズール「ああ……なんてことだ、とてもショックです。」
アズール「海の魔女のごとく深い慈悲の心でもって君の願いを叶えてあげたのに。」
アズール「その僕を、腹黒インチキ野郎ですって？」
まったく...いい性格をお持ちですよね本当に
寮生がこんなにも怯えているのに
スラスラと物事を言えるだなんて
オクタヴィネル寮生「ご、ごめんなさい！違うんです、今のは！」
オクタヴィネル寮生「Aさん！本当に違うんです！た、助けてください！お願いします！」
おや、私ですかね
助けてあげたい気持ちはあるのですが...
「助けたい気持ちはあるのですが……すいません。こればかりは貴方にも非があります、やりすぎは良くないですけどね。」
オクタヴィネル寮生「そ、そんな……」
否定したのが相当ショックなのか顔をもっと青くしている寮生さん
でもちゃんとアズールたちにも「やりすぎは良くない」と言っているので手加減はしてくれると思いますけど...
アズール「フン。Aに助けを縋っても取り繕ってももう遅い！フロイド、出番ですよ」
フロイド「やっと話終わったぁ？もうギュッてしていい？」
アズール「ええ、どうぞ。思いっきりね。」
あら、ダメでしたか
でもフロイドがこちらに目線を送ってきたので"思いっきり"はしないと思いますけど...
フロイド「はーい。」
「...フロイド」ﾎﾞｿｯ
ジェイド「大丈夫ですよ。フロイドもAが言いたいことわかってますので、安心してください」ﾎﾞｿｯ
「分かりました...」ﾎﾞｿｯ
オクタヴィネル寮生「ま、待ってくれ！もう一度チャンスを……ギャーー！！」
アズール「ふぅ、まったくどいつもこいつも支払いを踏み倒すろくでなしばかりだ。」
アズール「買ったら払う、借りたら返す。当然のことですよ。」
ジェイド「ええ。おっしゃる通りです。」
「そうですね」
アズール「今年はもう少しマトモな人材が入ってくれれば良いんですが……。」
ジェイド「ふふふ。期末テストの結果が楽しみですね。」
「えぇ。本当に」
「(...今年こそ絶対にアズールの悪徳商法を止めてみせる)」
今年こそ...絶対に止めるんです
ジェイド「(やはりAは...後で聞いてみますかね...)」
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作者名：雪沙 x他1人 | 作者ホームページ：http://114aaeesad
作成日時：2022年1月7日 21時
