43 ページ43
あれからと言うもの
永瀬くんの距離感がおかしい
デスクに座れば
廉「A先輩！この資料なんですが‥」
資料庫に入ると
廉「A先輩！この商品についてですが‥」
お昼休憩になれば
廉「A先輩、この後‥」
そうじゃなくても
廉「A先輩‥」
これは一体っ！？
佐「“何なんだ”と？」
『‥うん』
佐「�盒供△海譴砲弔い討匹�思う？」
海「廉が可哀想としか思えないですね」
佐「あんなにアプローチしてるのに？」
海「でも、A先輩ってそんな感じしますし‥」
佐「どんまいだな、永瀬」
『ちょっと！？私の心配は？」
永瀬くんは
上司から呼ばれたらしく
今は恒例になった
お昼の食事会も3人
部署が違うから
この距離感について
2人に相談しようと話せば
このコメント
いや、分かってよ！！
『あの永瀬くんに声かけられているだけで女性社員が何て言うか‥』
佐「まぁ、ほっとくわけないよね。あの顔面国宝さんを」
『視線が冷たくて、まだ言ってこないことや何も起きていないのが不思議で仕方ないくらい』
海「確かに学生時代の廉って好きな人多くてファンクラブがあった程ですから」
うんうん、と頷いている�盒兇�ん
『ファ、ファンクラブ‥』
確かに
顔面国宝って言われることはあるって
言ってたな
海「そのファンクラブの人たち親衛隊みたいなことしてて」
『そんなことが‥』
なんて恐ろしい
何も言えねぇ‥
佐「“1人だけの”永瀬廉じゃなくて“みんなの”永瀬廉って訳ね」
海「しかも、前に廉ってば付き合っている人はいないって言ったから」
佐「望みがあるってなった」
海「そうしたら、A先輩に話しかける廉」
佐「矛先は確実だな」
『そんな息のあったやり取りしないでよ！？』
あの研修以来
永瀬くんの人気に拍車がかかった
今日だって
永瀬くんに差し入れだの
永瀬くんの仕事を手伝うだの
対応がまるでVIP
いや
彼は新入社員だから！
おまけに
前よりメイクや髪型に気合を入れるだの
噂では
私をお姫様抱っこで
ゴールしたのが原因らしい
“お姫様抱っこ”って
いや、私は覚えてないからねっ！？
そんなことあったんかいっ！？
そんな感じで
部署においても
羨望と嫉妬の眼差しが向けられる
本人覚えてないのに
まるで犯人のような視線
嫌でたまらい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
砂漠のクロネコ(プロフ) - さちままさん» さちままさん、ありがとうございます！毎日ドキドキできるような物語を書けるよう頑張ります(^^) (2019年8月14日 23時) (
レス) id: dc8af8fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
さちまま(プロフ) - このお話大好きです。廉君が彼氏になって毎日ドキドキが見てみたいです。更新頑張ってください。 (2019年8月14日 22時) (レス) id: 8b1ec69824 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のクロネコ(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！頑張って続き書きます(^ ^) (2019年7月17日 20時) (レス) id: dc8af8fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - すっごい面白いです！ 続き楽しみに待ってます！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: d7eb9b2667 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：砂漠のクロネコ | 作成日時：2019年7月7日 17時
