検索窓
今日:9 hit、昨日:24 hit、合計:1,735 hit

2... ページ26

「今年もお手紙書いてるの?」
僕がお手紙を書いてるとママが覗き込んで来た。僕は慌てて手紙を隠す。


「折角サンタさんいるから渡したいんだ」

「三田さんのこと?」

「そうだよ!」


「三田さんはサンタさんじゃないわよ」

大人は皆言う。
サンタさんになれないから羨ましがっているんだ。

でもいいんだ、僕は分かってるよ。
僕は後少しでお兄ちゃんになるんだから。




その時に教えてあげるんだ。
この村にはサンタさんがいんだよ。って。


今度は妹が欲しいな。









【サンタさんへ】

サンタさん、
今年もプレゼントありがとう


まさか、いっぱいくれるとは思わなかったよ


でも、ぼくはとってもうれしいです


ぼくが大人になったらサンタさんになりたいです
大人になったら大人にもプレゼントをあげる



そんなサンタさんになりたいです

そしたらサンタさんにもプレゼントあげるね



今年は弟をありがとう。



【安達けーすけより】

持ち物→←【ホームレス】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆりしー2号 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年2月6日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。