【文スト】花使いと人虎【中島敦】 (ページ20)

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第19輪ページ20

敦くん達と合流したときに

「あれ？太宰さんは？一緒じゃなかったの？」

と、聞かれたが

『あ、太宰さん？吹っ飛んじゃった★』←

と、答え。

私の能力を知っている、社長・国木田さん以外、
皆、( 'ω')?←こんな顔をしていた。

『国木田さん、空が赤い原因って……』

国木田さんは顔を歪めた。

そして、指をとある方向に指した。

見てみろという合図だろう。

国木田さんが指していた方向に歩いていくと。

____________落ちていた。なにかの欠片が。

周りは焦げている。

そして、暑い。とても。

これが赤い原因？

『国木田さん、これは一体…』

後ろを向くと、太宰さんが国木田さんに捕まっていた。

高校の遅刻指導みたいになっている。

「恐らく、それは宇宙からだろう」

そこにいたのは…

『乱歩さん！』

飴を舐めながら、乱歩さんが登場した。

「宇宙からって、もしかして、太陽だったり？」

そう言ったのは敦くんだった。

確かに赤いし、周りは焦げてるし、可能性はあると思う。

「まあ、外れではないかな」

ほほう。てか、乱歩さんは全部お見通しじゃん。

とは言えず。

ヒュッと風が吹いた。

何か起こる……？

今の風は何かおかしかった。

何か別のものの音、声が聞こえた。

頭の中に桜のイメージはしておこう。

いつでも発動出来るように。

「Aちゃん、ここは暑いから、一旦移動しよう」

敦くんが声をかけてくれた。

確かにここだと花が枯れそうだ。

それに頷き、探偵社一同で少し離れた。