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第20輪 ページ21
『乱歩さん、これの解決策はないんですか？』
まあ、答えは一つだろうけど、一応聞いておこう。
「まあ、破壊しかないな。分かってて、聞いてるだろ」
さすが、乱歩さん。
「それなら、僕が壊しましょうか？」
笑顔で発言した賢治くん。
なんか、周りまで壊しそうで怖い。
めっちゃやる気のあった賢治くんは国木田さんにより、
やる気が0になった。
「僕、もう1回見てきます！」
敦くんがもう1度、欠片の方へ向かった。
今度は風がものすごく強く吹いた。
目を閉じ、そして開けるの動作をしたときに、目の前に敦くん以外の何かがいた。
よく見えないけど、何かいる。
よく見えないやつをなんとかターゲットにする。
バレないように花びらを周りに漂わせた。
敦くんが欠片に近づいた時に、ターゲットが動いた。
だんだん見えてきた。当然、敦くんに向かってきている。
「敦っ…！！！『敦くん！しゃがんで！！！【美舞桜・切桜】！！』…は？」
パチンッと指で合図を出した。
合図により、空中を漂っていた花びらはターゲットに向かって切りかかった。
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作者名：ゆきれあ | 作成日時：2017年2月23日 22時
