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第22輪 ページ23

蔓を引き戻して、能力者全員で抹消作戦を開始した。






この時点でかなり宇宙人は傷を負っていたのであった。






いや、素直に思ったけど、ポートマフィアと探偵社の能力者、数名でも残酷なんだけど。






龍くんの羅生門はなんかヤバいし。






中也さんなんて、宇宙人を宙に浮かせてるし。






ポートマフィアっておっかねぇ。






敵に回したくないね。



























いや、まてぃ。今は協力してるけど、






普段は敵じゃんか。






もう1度言おう。






おっかねぇ。






いや、探偵社もおっかないけど。






国木田さん、一度見たものを再現出来るらしいし。






賢治くんは標識振り回してるんだけど。






谷崎さんの能力はうん、凄いとしか言いようがない。






敦くんの虎の部分、ふかふかで気持ちよさそう。






能力でもいろんなものがあると改めて実感した。






宇宙人が暴れだしたので、蔓でさらにキツく締め上げた。






これ、周りからしてみれば拷問かな?






『暴れちゃダメ。また、暴れたらさっきの黒い物体みたいに切り刻むよ?』






そう言うと、宇宙人はピタッと止まった。






『うん、いい子』






ニコッと笑ってあげた。






いい?笑って、あ・げ・た。






しょうがなくね。






そーすれば、宇宙人も落とせるでしょ?






「いや、Aちゃん、凄く怒ってるように見えるよ」






敦くんに言われて宇宙人の方を見た。






確かに凄い不機嫌そうな顔をしていた。






『チッ。。。やっぱり、切り刻むか。今日の夕飯は宇宙人鍋にするか』






と言って、宇宙人の回りに花びらを漂わせた。






え?キャラが変わってる?






違うよ!怒ったらこうなるよ?私も怒るのよ(`・ω・´)キリッ






国木田さんが敦くんに何かを伝えていた。






そして、敦くんは私の方に駆け寄ってきた。







「Aちゃん、宇宙人ビビってるよ!一旦落ち着いて!」






と言いながら、抱きついてきた。






え、え、あ、え?






思考が停止した。






抱きついてきたと言ったけど、虎の毛が凄くフワフワなの。






しかも、敦くん身長高いから、私は敦くんの胸の中にスッポリはまっている。






『ちょ、え、あ、敦くん!落ち着いたから大丈夫ぅぅぅぅ!』






と言って、敦くんから離れた。






この時の私の顔は赤かったらしい。






敦くんも少し顔が赤かったらしい。

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作者名:ゆきれあ | 作成日時:2017年2月23日 22時

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