3.森の声 ページ3
ジ「素晴らしい演奏だったよ。」
パチパチと拍手をしながらその女性のもとへ向かうと、彼女は驚いた様子だったが、すぐににこりと微笑んだ。
その姿すら美しいと思った。
『ふふっ…。ありがとうございます。まさか聴かれていたなんて…。』
ジ「勝手に申し訳ない。」
『いえ、喜んでいただけて何よりです。』
ジ「こんな夜更けに、しかもこんな森の中で女性1人は危ないよ？」
ジェハがそう言えば、彼女は微笑んだまま空を仰いだ。
そしてぽつりと呟く。
『声を…聞いていたんです。』
ジ「声…？」
そう静かに問えば、彼女は小さく頷きかえしてくれる。
『風や木々たちの…森の声を。…今日はとてもいい夜です。静かで温かい。』
目を閉じながら呟く彼女に誘われるように、ジェハも目を閉じる。
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桜龍(プロフ) - 狐さん» ありがとうございます！ (2018年6月4日 8時) (
レス) id: be17f77b1c (このIDを非表示/違反報告)
狐 - とても面白かったです！更新頑張ってください！待っています！ (2018年6月2日 14時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
桜龍(プロフ) - みーさん» はい！ありがとうございます！ (2017年3月14日 19時) (レス) id: be17f77b1c (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きまってるよ(^-^)/ (2017年3月14日 19時) (レス) id: 5b325b9c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜龍 | 作成日時：2017年3月14日 1時
