4:部長と副部長 ページ5
鏡「いやーこんな所で再会とは………偶然にもほどがあるよね。」
『そうですね………………って…』
改めて理科室、理科準備室を見る。
理科準備室にも誰もいない………
『………まさかとは思いますが……他に部員は___』
鏡「いないよ。だから今年は君が入ってくれないと廃部になるところだったんだ。」
そう言って微笑む鏡原先輩。作り笑いかもしれないが、私には安心したように見えた。
鏡「そういえば、君の名前聞いてなかったな。」
『鈴音Aです。よろしくお願いします、鏡原先輩。』
鏡「よろしくね、Aちゃん。」
今度は満面の笑みを浮かべる鏡原先輩。
_________少しキュンとしてしまった。
鏡「あ、そうだ!!これ、昨日のカブトムシ!もう一回見る!?」
『え?///あ、はい!見ます見ます!』
焦りながら先輩の指さす虫かごに近寄る。てか先輩、はしゃぎ方が小学生…………(笑)
これが世間でいうところのギャップ萌えってやつか?
カブトムシを見ながら先輩が言う。
鏡「あ、そうだ。さっき言い忘れてたけど、部員2人だからAちゃん副部長だよ。お願いね。」
そっか………部員2人か………
『ってことは先輩と2人っきり…………!?』
鏡「ん?なんか言った!?」
『い、いえ///なんでもありません!えっと、副部長頑張ります!』
どうやら知り合って2日のこの人に恋に落ちてしまった様で。
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氷麗 - とってもステキなお話ですね! 更新、頑張ってください! (2018年7月15日 19時) (レス) id: 915d81f3f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪の助 | 作成日時:2018年7月3日 0時