【呪術廻戦】抗えぬ運命と血筋を持つ少女3

再会 ページ25

五条目線

夏油:奥さん、お嬢さんの特徴を聞かせてください
必ず私達が助けますから

灯梨:……さくらもよ、のね…まき…に、はいいろの、…ぬいぐるみを…もっ、て…
家入:情報からすると、幼児か
五条:なぁオバサン、コレ滑ってったらそこにいる感じ?

話する為にしゃがみこむ
しゃがみこんだせいで、正妻の顔がよく見え、こんな時に分かってしまったが、正体がハッキリする


マジかよ…4年前に突然消えた御三家専属の教育係の灯梨じゃねーか
色々世話になって(殆ど叱られて投げ飛ばされたけど)唯一信用してたが、あの"御三家の鬼の教育係"と呼ばれた女が、こんなヘマしたりなんて…


灯梨:……ぼ、ちゃ…
五条:!
灯梨:あの、こに…つたえ、てく……れま…す……か……
ひどい…こと……いって…ごめん…と…………____

遺言を遺し、灯梨は息を引き取った

五条:………


死に際に坊っちゃんとか、調子狂うんだけど
俺怒ってるからな
俺に何も言わずに勝手にいなくなったりしてさ


心から信頼できる人間がいなくなったって訳か…


夏油:悟、早く探しに行くよ
いつその子が呪詛師に拐われるかわからないからね
五条:傑、硝子、先行ってるな
硝子:はぁ?

それだけ傑達に言い、2人が言ったガキを探しに避難用の滑り場を滑ってく


ガキだから体力もねぇし、そんな遠くまでいかないだろ
灯梨の子だし、そんな馬鹿じゃねぇはずだ
ガキん時ある程度世話になったし、タイミングわりーけど恩返しておくな


そう考えながら終点地に急ぐ

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