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一〇九 ページ12

貴方目線

その場で涙を流して蹲る炭治郎の肩を叩く

A:炭治郎
炭治郎:A、もう禰豆子は…残ってないんだよな?
A:おい話を…
炭治郎:いや、もう分かってるから…
鬼の体は消えてしまうから…
A:はぁ…炭治郎、後ろを見てみろ
炭治郎:…?

禰豆子を手招きし、炭治郎を振り向かせた

炭治郎:…!!
禰豆子:お、おはよう

炭治郎は太陽の下で立つ禰豆子に驚きを隠せていなかった
肩を貸し、炭治郎を禰豆子へと近寄せる

炭治郎:禰豆子…よかった
大丈夫か?お前……人間に…
禰豆子:よ、よかった…だい…だいじょうぶ
よかったねぇ、ねぇ
刀鍛冶師:ありがとうなあ、俺達のために…
禰豆子ちゃん死んでたら、申し訳が立たなかったぞ
炭治郎:いや…ほんとに、よかった
ち、塵になって消えたりしなくて…

そう言いながら炭治郎は禰豆子を抱き締めた

炭治郎:うわああああ!!
よかった…!!よかったああ!
禰豆子無事でよかったああ!!
禰豆子:よかったねぇ

二人の光景に心の底から安堵する


よかったな、二人とも


瞬間、炭治郎が倒れそうになった

A:!炭治郎!!

倒れそうになった炭治郎の体を支え、顔から倒れるのを防いだ

刀鍛冶師:竈門少年しっかりするのだ!
禰豆子:おに、ちゃ!
A:大丈夫だ、安心して軽く寝てるみたいだ




ゾワッ




A:!?

突然背筋が凍るような視線を遠くから感じた


あの視線…まさか、無惨…!!
もしかして禰豆子の太陽克服を、あの鬼から見ていたのか!!


刀鍛冶師:こ、今度はどうしだんだ古波蔵殿?
A:…いや、大丈夫だ
それより他の皆と合流しよう
禰豆子、先に行っててくれ
私は小刀を探してから行くよ
禰豆子:うん

禰豆子達が行ったことを確認して、日輪刀と小刀を探す
二つともすぐに見つかり、鞘に納める
さっきの視線について考える


このままだと、無惨は不意をついて禰豆子を吸収してしまうかもしれない
そんなことになってしまえば、もう無惨を倒すことができない


A:…話さないといけないな
自分の事と、禰豆子の身の危険を

その場をあとにして、炭治郎達と合流すると蜜璃さんが泣きながらこちらに走ってきて抱きついてきた

さっきの考えを忘れて皆無事でよかったと、嬉しく思えた

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ひよこ(プロフ) - ゆきなさん» いえいえ!まだまだ未熟者です!でも読んでいただきありがとうございます!本当に嬉しいです! (2020年4月6日 19時) (レス) id: a7c452ed95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - えっとー神ですよね? (2020年4月5日 22時) (レス) id: e657495ec3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華蓮 | 作成日時:2020年3月23日 1時

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