特別 ページ10
エレン目線
ハンジ:…貴方ほどの経験豊富な調査兵がこの訓練所に退いた本当の理由が分かりました
成果を上げられずに死んでいった部下への贖罪
…ではなく、他の者に対する負い目や劣等感
自分が特別じゃないかどうか言った…
そんな幼稚な理由で現実から逃げてここにいる
リヴァイ:…よせハンジ
ハンジ:この情報が役に立つかたたないかをあんたが決めなくていいんだ
あんたの劣等感なんかと比べるなよ
個を捨て公に心臓を捧げるとはそういうことだろ?
そんなことではない
俺は…親父の期待通りで生きてない
エレン:やめてくださいハンジさん
教官の言う通り…俺は特別でもなんでもなかった
ただ…特別な父親の息子だった
俺が巨人の力を託された理由はやっぱりそれだけだったんです
それがはっきりわかってよかった…
キース:お前の母さんは…カルラはこういっていた
特別ではないといけないのかと
人に認められなければダメなのかと
特別でなくても、優れてなくても、偉大でなくてもいい…
この世界に生まれてきてくれただけでも…
偉大だと…
母さん…そんなことを…
エレン:…そうですか…
…話がはっきりしてよかったです
俺達はその部屋から出て、訓練所をあとにした
少しだけ軽くなったのは俺の気のせいだろうか
親父のことは…曖昧だが…
母さんの言葉だけ…心にとどまっていた
兵団に戻ると、ハンジさん達はすぐに兵団の本部に姿を消していった
Aもそのあとをおっていった
ジャン:このあとどうする?
俺達いちおう調整日だが…
サシャ:夕飯までまだ時間がありますし…
アルミン:ん〜…街にいかないかい?
…壁の外にいくまでは、自由にしようよ
ジャン:そうだな
な、ならミカサも…ﾁﾗｯ
ミカサ:…エレンも行くなら
エレン:…まぁ気分転換に
上着を脱いで普段着になり、街を歩き回った
他は何かと見て回っている
別に俺が欲しいものは何も…
エレン:…ん?
古い看板に目が止まった
飾られているものから、女の装飾品だろう
髪留めや指輪がある…花をモチーフにされている
隅を見ると、見覚えのある花の髪飾りがあった
エレン:…
無言のままでその店に入ると、店番の老婦人がいた
老婦人:おや…いらっしゃい
エレン:あの…これください
青い花の髪飾りを指差した
老婦人:これかい?毎度あり
この花…確か薪を拾いに行った時に咲いていた花だ
老婦人:恋人にあげるんかい?
エレン:あ、その//
老婦人:若いねぇ
恥ずかしくなり、代金を払ってすぐに店を足早に出ていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なな┌(^o^)┘モリ!┌(^o^)┘モリ! - めっちゃ最高！エレン可愛いし、主人公も可愛い！（設定とか反応とか）設定神すぎ！更新待ってます！ (2022年2月23日 22時) (
レス) @page18 id: 3d9458003a (このIDを非表示/違反報告)
うへぇ - 理想の作品です！これからも更新頑張ってください！応援しています！ (2018年10月2日 17時) (レス) id: f01774997a (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(^o^)受験生なので低浮上(プロフ) - いま全て読み終わったんですけど、これすっっごく面白いです！！更新楽しみに待っています！(*^^*) (2018年9月23日 4時) (レス) id: 74a9fe8b0a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華蓮 | 作成日時：2018年8月26日 21時
