奪われた ページ32
エレン目線
ロッド:…フリーダと会っていたのか?
ヒストリア:フリーダ?
ロッド:その子が長い黒髪の若い女性であれば…恐らくフリーダ・レイス
お前の腹違いの姉だ
フリーダはお前を気にかけ時折面倒を見ていたようだな
お前の記憶から自分の存在を消していたのは…恐らくお前を守るためだ
ヒストリア:え?記憶を消す?
ロッド:あぁ、しかしそれも…
ここで彼に触れたことをきっかけに、お前の記憶の蓋も開いたらしい
ヒストリア:ねぇ…お父さん
フリーダお姉さんは今何処にいるの?
あってお礼が言いたいの
お姉さんがいなかったら私…あの時の事ありがとうって伝えなきゃ…
ロッド:フリーダはもうこの世にはいない…
ヒストリア:…え
ロッド:私には五人の子供がいた
しかし…妻も…フリーダを含む子供達も全員…
５年前ここで、彼の父親グリシャ・イェーガーに殺されたんだ
５人の子供…
あれはレイスの…子供
どうして…
ロッド:グリシャは「巨人の力」を持つ者だった
彼が何者なのかはわからないが、ここに来た目的は…レイス家が持つある"力"を奪うこと
グリシャが求めるその力とは、フリーダの中に宿る巨人の力だった
フリーダの巨人はすべての巨人の頂点に立つ存在…
いわば無敵の力を持つ巨人だった
だがしかし…それを使いこなすには…まだ経験が足りなかったようだ
フリーダはその真価を発揮することなく
グリシャに食われ、力は奪われてしまった
その上彼は我々一家に襲いかかった
レイス家を根絶やしにするためだ
奇しくもその場から生き残ったのは…私だけだった
ヒストリア:…そんな…お姉さんが…
どうして…そんなひどいことができるの?
何が…目的で…親父は…レイス家を襲ったんだ
訳がわからない
なんで…
あの時…診療するためにいったんじゃ…
下に移動したヒストリアに睨まれる
確かに家族を殺した張本人の息子だ
でも、俺が殺したんじゃない
ロッド:ようやくだれもいなくなった
ヒストリア:お父さん
ロッド:待たせて悪かったヒストリア
ロッドは黒い鞄からなにかを取り出している
そのしぐさに見覚えが…
ヒストリア:それは何?
まさか…
ロッド:いいか?ヒストリア
可笑しな話に聞こえるが、フリーダはまた死んでいない
フリーダの記憶はまだ生きている
姉さんに会いたいか?
ヒストリア:…うん会いたい…
ロッド:わかった…
殺される!
親父みたいに食われてしまう
そんなことで殺されたくない!
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es0910218(プロフ) - 華蓮さんの作品大好きです!続きが楽しみです＼(^ω^)／では、読んで来ますね(*^▽^*) (2018年8月28日 19時) (
レス) id: 3318dd0e89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華蓮 | 作成日時：2018年8月3日 22時
