夢の亡骸［短編・中編集］ (ページ11)

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タイトル未定(僕のヒーローアカデミア・緑谷出久) ページ11

『出久の事が好きです！付き合ってください！！』

「ぼ、僕なんかでよければ...！」

ずっと好きだった幼馴染みの女の子から告白された。

夢のようだったけど、夢じゃない。

嘘みたいだけど、嘘じゃない。

そんな中学生の思い出から、約1年.........

『それでさ、そのアプリがさ...』

上「マジ？俺も始めよっかな...」

見事2人で雄英に受かり、同じクラスになれた僕らは今日で付き合って1周年だ。

でも、最近Aちゃんが本当に今も僕を好きでいてくれるのか心配になる。

思い返せば僕が不甲斐なくて迷惑掛けたことばかり。いつも笑って好きだと言ってくれる彼女が、実は何を考えてるかとかが気になって授業も耳に入らない。

今も上鳴君と話すAちゃんを見て、もやもやした気持ちが膨れ上がるばかりだ。

嫉妬なんてみっともないのに...今日こそ、伝えなきゃ。

『出久、一緒に帰ろう！』

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空が赤く染まり始めたころ、他愛ない会話をしながら歩いていた僕ら。

ずって抱えていた思いは溢れ出しているようで、『どうしたの？具合悪いならそこの公園で休も？』なんて、心配かけてしまった。

自動販売機のジュースを開けながらベンチに座った僕に、Aちゃんは訪ねた。

『出久最近変だよ、大丈夫？...言いたいことあるなら、全部聞くからね』

チャンスは今しかない。聞くって決めただろ...！

「あ、あのさ、Aちゃん...

僕のこと、好き...？」

『...何を今更、好きに決まってるじゃん？』

「で、でも僕頼りないし...」

『うんうん、そこがいい』

「男らしくもないし...！」

『可愛いから好き。

それに...私は出久がなんか、去年からずっと努力してるの知ってるしそんなに頼りなくないし、男らしいよ？』

凄く幸せ、大好きだよとはにかむ彼女に胸が暖かくなる。

...あぁ、僕はAちゃんが大好きなんだなぁ。

「...これからも、ずっとそばにいてくれる？」

『当たり前だよ！』

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出久ぐうかわ。。。
作品を作る時は曲からインスパイアされることが多い。