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「...羽なんて無ければッ、...こんな思いをしなくて良いのに、ッ何で私に」


芥川龍之介
「僕は己が如何して貧民街の孤児で、マフィアに拾われ、太宰さんを追っているのか、疑問に思った事は無い」
それが、己の運命だからだ
少し掠れた声でそう告げた彼の言葉に、妙に腑に落ちた貴女。


中原中也
「…そうかもしれねぇ」
手前が羽の無いそこらの女と同じだったら、こんなに苦しむことは無ぇだろうよ、と帽子のつばを掴む彼。
そんな彼の目は何処か、過去の自分に向けられているよう。


森鴎外
「背中が痛むだろう、傷の様子を見ても良いかい?」
彼の優しい声に少し迷った後、背中を向ける貴女。
「…裂傷、の様だね」
包帯を巻き終わり、小さな声でよし、と漏らすとまた来るよと別れを告げる彼。


坂口安吾
「貴女を利用して、荒稼ぎしていた組織のアジトは特定しています」
近いうち逮捕されるでしょう、と淡々と貴女に伝える彼。
それでも、痛む背中に涙を流し続ける貴女。
そんな貴女に、何と声を掛けるが正しいか頭を悩ませる。


フョードル・ドストエフスキー
「貴女の美しい羽を、如何か卑下しないで下さい」
突然現れた痩身の男に驚き、思わず涙が止まる貴女。
「驚かせてしまった様ですね、」
優しげに細められた彼の瞼に、不信感を強める。
「大丈夫、ぼくは助けに来ました」


条野採菊
「心音が泣いています」
訳が分からず、彼の方を振り返った貴女。
「本当ですよ、私は人よりも少しばかり耳が良いので」
そう笑った瞬間、部屋にゾロゾロと武装した集団が入ってくる。
「彼女を保護して下さい。隊長の指示?そんなのは待たなくて良いです」


末広鐵腸
「辛い思いをしてきたんだな」
暫く沈黙が続いた後、彼の刃で鉄格子を切断する。
「猟犬は無辜の民の味方だ、」
確か条野がそう云っていた
そう云った彼から感じる純粋な善意に、安心して立ち上がる貴女。


ニコライ・ゴーゴリ
「僕が君を殺してあげても良い」
〜でも、クイズに正解したらッ!!と、楽しそうに貴女を指さす。
「さて問題です!!君は如何したら幸せになれるでしょうか?!」
その問題に正解したか如何かは、彼と貴女しか知らない。

*「私の嫌な思い出も洗い流してくれたらいいのに…」と呟いた後、「プッシュウ〜」という情け無い断末魔とともに洗濯機が壊れた→←*生まれつき天使の羽を持っている貴女がお金目当ての連中に羽をもぎ取られて、血と涙を流しながら痛みを耐えてた



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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - yuuki Sさん» 遅くて申し訳ないです...!そう云って頂けて作者も更新を続けることが出来ます!ありがとうございます! (5月6日 0時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
yuuki S(プロフ) - 更新ありがたいです✨️ほんとに主様の小説大好きなので、更新が毎度楽しみです!! (5月4日 23時) (レス) @page48 id: 07c571410b (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - NIKOさん» 作者の脳裏にもそれはそれは鮮明に…ッ! (5月1日 23時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - だ、太宰さんの、優しい笑顔が脳裏にぃぃぃぃぃ!!!はぁ…好き( (2023年5月1日 16時) (レス) @page47 id: 412fd2ba39 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - マカロンさん» ついでに自分もお願いします← (2023年4月29日 22時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2022年12月4日 19時

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