【文スト】文豪さん、反応記録帳。十二冊目

＊貴女が敵に攫われて駆けつけると「生憎、悲劇のヒロインやるつもりないんで！」とドアを蹴破っているところだった ページ36

「ｯ生憎、悲劇のヒロインやるつもりないんで！！」


中島敦
「いや、何となくそんな予感はしてましたけど...！！」
普段の貴女の様子から、何となく察していた彼。
「(...本当に、Aさんは...)」
困った様な笑顔を浮かべながらも、貴女らしいと加勢する。


太宰治
「...ｯ、やるねぇ、Aちゃん」
貴女がドアを蹴破った先に現れたのは、急いで駆けつけた彼。
「心配するまでも無かった様だね」
貴女の背後から追いかけてきた敵に、手を伸ばして異能無効化を発動する。


国木田独歩
「大丈夫かｯ！？A！！怪我は」
貴女が居るであろう部屋のドアを開けようとすると、突然扉が飛んでくる。
すんでのところで、扉を避けると蹴りあげた貴女とばっちり目が合う。
「ｯ俺が怪我するわ！！！」


福沢諭吉
「...無理をするなと、あれ程...」
刀の柄に手をかけながら、心の中で頭を抱える彼。
「A。太宰と合流し皆に無事を知らせろ」
彼と目が合った途端、ぱーっと顔を輝かせる貴女を安全な所へ避難させる。


江戸川乱歩
「はーっはっはっ！！それでこそ僕のAだ！」
貴女の居場所を突き止めた上で、無事を確信した彼はその場所まで歩いてきた。
「さっさと片付けたらこの後駄菓子屋ねー」
合点承知！と敵を薙ぎ倒す貴女に、ケラケラ笑いながら飴を舐める彼。


綾辻行人
「確かに君に”悲劇”は似合わんな」
飛んできた扉によって舞った砂埃を手で払う彼。
「...俺が来るまでも無かったか？」
”喜劇”のヒロイン、と貴女に手を貸す。
にこっと笑った貴女に小さく息を吐いた。

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