【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊仕事が忙しくて文豪の服を抱きしめて寝た ページ8

「う、う〜ん...」

中島敦
「...へ..」
心臓爆発寸前。
一気に顔に熱が集まり、真っ赤です。
「こ、これは...」
起こすべきか、そのままにすべきか...
「A...さ、...ん」
敦くん。今大人になる時！！

太宰治
「...へぇ」
そういうこと何処で覚えたんだろうね？
怪しい微笑みを浮かべながら近づいてきます。
「それは了解(おっけー)ってことだよね」
太宰の右手が貴女の顔の横に来た時、貴女は平凡な夜とおさらばします。

国木田独歩
「服を返せ」
と、いいながらも、内心バックバク。
「...」
少しだけなら起きないだろう...
国木田の大きな手が貴女の頭を撫でます。
「いつも構ってやれなくて、すまない」
起きてる時にも素直になりましょ？

福沢諭吉
「そんな寝方をしていると、身体を痛めるぞ」
流石大人の貫禄。
多少のことじゃ怯みません。
ゆっくりと貴女の隣に腰掛け、布団を掛けます。
「まるで猫の様だな」
そんな貴女を甘やかしてしまう、社長も社長です。

芥川龍之介
「貴様、僕の外套を返せ」
これを抱きしめて寝れば、仕事にいかないのでは...？
どうやら、浅はかな考えだった様。
無理やり引き剥がされる。
「...帰ったら覚悟をしておけ」
あれ、今日の夜は熟睡の予定が...

中原中也
「なかなか可愛いことしてくれるじゃねェか」
部屋に入ってくるなり、同じベッドに飛び込んでくる。
「...お前からお誘いとは珍しい」
や、そういうことじゃ
そういった意味を込めた寝返りも無意味で。
夜、頑張ってくださいね？

森鴎外
「...君の前では、最早"首領"じゃあ無いね」
そうでした。
組織の首領の服を抱きしめて寝るなんて、命知らずにも程があります。
「君にはどうも甘くなってしまう」
...関係ありませんでした。
森さんの吐息が耳にかかるまであと数秒。

坂口安吾
「...」
彼女が今こうしているのは、自分の仕事が忙しすぎる所為だと一瞬で悟る。
「...すみません」
せめてもの救いとして、貴女のおでこに接吻する。
「いつかゆっくり過ごしましょう」
いつになることやら。
次の日から、いつにも増して文字を打つスピードが早くなったとか。

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