【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊感情が消えたけど、子供から花を貰っていた ページ28

「...あり、がとう」

中島敦
「わぁ！良かったですね！Aさん！」
今まで一切人と関わりが無くなっていた貴女が、子供から花を貰う日が来るとは。
本人と同じように喜ぶ。
「それ、綺麗な紫色ですけど、なんて言う花なんですか？」
私にも、よく分からない...
「じゃあ、一緒に調べましょう！」

太宰治
「おや、この花どうしたんだい？」
あの子に貰ったの、
「ライラックの、花...」
ふふっ、
いきなり笑い出す太宰に、無表情ながら疑問の雰囲気を出す。
「ごめん、ごめん、」
「良かったなぁと、思ってね」

国木田独歩
国木田、あの子にツツジの花貰ったの
「あぁ、あの少年か」
数ヶ月前探偵社が救い、それからAと親しくしていた少年だ。
「良かったな」
「『赤のツツジ 花言葉』...と」
思わぬライバルの出現を、この後知ることになる。

福沢諭吉
「花か、」
「それはなんて言う花なんだ？」
多分、ガーベラって云います...
「がーべらか、」
暫くの間沈黙が続く。
「...初めて聞くが綺麗な白い花だ」
貴女と一緒に花を囲む姿は、まるで親子。

芥川龍之介
「彼奴に貰ったのか」
首領が見つけた、小さい子供の異能力者。
首領と3人で外に出た時、貰ったの
「そうか、...」
「この時期に蒲公英とは、もう春か」
「毛ほども興味は無いが」
本当は、花を貰って喜んでる貴女を見て、喜んでる。

中原中也
「良かったじゃねぇか」
後ろから、貰う様子を見ていた彼が、ニヤニヤしながら云う。
「フリージア？って云うんだっけかな」
「帰ったら、コップにでも水張るか」
仕事で忙しくて、気分が沈んでいた彼も、貴女の様子を見てなんとなく、ご機嫌。

森鴎外
「...赤いポピー？」
あ、これは、あの子に貰って、
「あぁ、そうなんだね」
「、良かったねぇ、君はあの子からだいぶ好かれているようだよ」
まるで、娘に初めての友達が出来たのを喜ぶかのような笑顔。

坂口安吾
「何かいつもと違う香りがすると思いました」
「イベリスの花でしたか」
うん、あの男の子から貰ったの
その少年とは異能特務科が保護した、特殊な異能力を持つ子。
「...大変微笑ましい光景ですが、僕としては少し納得のいきません、」

上から、
フウリンソウ→感謝
ライラック→思い出
赤のツツジ→恋の喜び
白のガーベラ→希望
タンポポ→真心の愛
フリージア→友情
赤のポピー→思いやり
イベリス→心を惹き付ける

＊続き→貰って笑っていた→←＊感情が消えたけど、悲しそうに泣いた

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