【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊感情が消えたけど、怪我だらけの文豪を見て泣いた ページ18

「...っ、ぅ.....ごめん、なさ、い.」

中島敦
「そんな、...泣かないで下さい」
僕は大丈夫ですから。
怪我は痛い筈なのに、貴女が久しぶりに感情を露にした事が、嬉しくて、どうでもよくなる。
「それより、僕は嬉しくて仕方がないんです」
...なんで
「...まだ内緒です」
この先は、感情が完璧に戻ったら言おう。

太宰治
「あ〜痛いよ〜、すっご〜く痛い！」
舞い上がってちょっと意地悪したくなる。
...っ！...どうしよう...
焦るAを抱き締める。
「...大丈夫だよ、そこまで痛くないから」
ほんと...？
この期に及んで嘘なんてつきません。

国木田独歩
「気にするな」
「...それより、」
貴女が久しぶりに感情を出したことを問ただそうとして、思いとどまる。
「...」
「いや、なんでもない」
今は唯貴女を一人想うだけ。

福沢諭吉
「泣くな、私は大丈夫だ」
大きな手で、涙を拭う。
「Aが、無事で何よりだ」
本当は大丈夫じゃない癖に、貴女の前では強がるんです。
「久しぶりに涙を見たな...」
怪我は痛いけど、心は暖かい。

芥川龍之介
「何を謝る必要がある」
「これは僕の失敗だ」
そう云いながらぱっぱと、外套を払う。
「次に行くぞ」
怪我だらけの筈なのに、貴女には心配を掛けないようにと、平然を装う。
貴女の涙なんて見たくないから。

中原中也
「お前の涙なんて、...久しぶりに見たな」
ぐだっと、壁にもたれかかる彼を見て自然と涙が出てくる。
「ちゃんと、泣けるようになったじゃねぇか...」
安心しろ、まだ死なねぇよ、
お前と爺、婆になるまではな...
しれっとプロポーズ。

森鴎外
「この程度の傷なら直ぐに治るよ、安心して」
頭を撫でながら、ケラケラと笑いながら云う。
でもその姿は明らかに大丈夫じゃない。
「私を誰だと思っているんだい？？」
横浜を牛耳る首領だよ！！
とにかく、感情が戻ってきていることが嬉しくて仕方ない。

坂口安吾
「...！」
「戻ったんですか...」
尚も止まらない涙に、
「大丈夫です...とは云い切れませんが、」
ゆっくり目を閉じていく、姿に貴女は更に焦ります。
「...これで安心です」
「良かった」
別死んじゃう訳じゃないですよ、安心してください。

＊感情が消えて、窓を見つめて消えた→←＊笑顔が分からないけど、部屋で引っ張って作っていた

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