リクエスト×【文スト】文豪さん、反応記録帳。十四冊目

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「...関係無いでしょ、」


芥川龍之介
「そうか、ならば何処へでも行け」
冷たく云い放つと、貴女の顔から視線を逸らして部屋を出ていこうとする彼。
しかし、ドアに近づくに連れて、待って、と止められる事を期待して、動きが何となくゆっくりになる。


中原中也
「これは手前の為に云ってんだぞ」
貴女の横に垂れた髪を、呆れた顔で暖簾のように除けて顔を覗き込む。
ふん、とそっぽを向いた貴女の顔を強制的に戻すと、鼻を齧り、痛がる貴女に云う事聞かねぇからだと笑う彼。


森鴎外
「関係無いと云ってもねぇ、」
私は君の彼氏な訳だし...とニコニコ楽しそうに笑う彼。
「...彼女の心配をする彼氏は可笑しいかい？」
突然聞こえてきた真面目な声色に、思わず顔を上げる貴女。


坂口安吾
「それなら、貴女が僕の仕事量に心配して定期的にデスクを覗きにくるのも、関係ありませんね」
それは...と口ごもった貴女に、僕の問題ですから貴女に関係無いのでは？と追い打ちをかける彼。
心配だから、と呟いた貴女に、僕もですと返す。


フョードル・ドストエフスキー
「そんな悲しい事を云わないでください」
少し心が疲れているだけでしょうと、ティーポットにお湯を注ぐ音が聞こえる。
暫くして香ってきた良い香りを吸い込んで、深呼吸する貴女にそっと微笑む彼。


条野採菊
「そうですか、ならもう良いです」
貴女に突き放されたショックを隠すように、負けじと強気の姿勢をとる彼。
「...貴女の事が心配に決まってるじゃないですか」
ポロッとこぼれた本音に、渋々顔を上げる貴女。


末広鐵腸
「如何してだ？Aと俺は恋人だろう？」
純粋に疑問に思っている様な彼に、そうだけど...とはっきりしない言葉ばかり出てくる貴女。
「愛しているから、お前を守りたいと思うのは当然だと思っている」

＊疲れきった貴女がドライヤーを頼んだ→←＊治安の悪い夜の街に出歩くようになった

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