リクエスト×【文スト】文豪さん、反応記録帳。十四冊目

＊貴女が見知らぬ人にしつこく云い寄られ、股間を蹴っているところを見られた ページ41

「ｯ執拗い！！」


中島敦
「Aさｯﾋｨｯ」
助けに行こうとした所で、貴女が思いっきり股間を蹴ったのを見て思わず声が出る。
地面に伏せって苦しむ男に、ほんの少し同情しながら貴女に駆け寄る彼。


太宰治
「あれは痛いねー」
他人事の彼がとことこと貴女に近寄って、大丈夫だったかい？と尋ねる。
「もう一発くらい蹴っても怒られないよ！」
青ざめる男に微笑む彼。


国木田独歩
「おい、お前今すぐ離」
堪忍袋の緒が切れた貴女が思いっきり股間を蹴る姿を見て、何故か言葉に詰まる彼。
「(あれは暫く痛いな...)」
怒るに怒れなくなった。


福沢諭吉
「...」
無言で二人の元に近づいていた時に、聞こえた男の悲鳴。
地面に崩れ落ちた男に、自業自得だと諭した後の帰り道。
あの方法は...最終手段にしておきなさい、と一寸淀みながら口にする彼。


江戸川乱歩
「ははは！」
悶える男を見て、大爆笑の彼。
「良かったじゃないか君、名探偵助手の貴重な蹴りだぞ」
＿次は無いけど
にこっと笑った彼に、はい...と声を絞り出す男。


綾辻行人
「良い蹴りだ」
何処からか現れた彼に貴女が振り返ると、何故か屈伸を始める彼。
「どれ、俺からも見舞いするか」
ヨコハマの路地に断末魔が響く。

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