リクエスト×【文スト】文豪さん、反応記録帳。十四冊目

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芥川龍之介
「貴様は悠久の時を生き、僕は」
そこまで云いかけて、貴女の不安そうな顔を見て口を噤む彼。
「...否、考えても無駄な事」
自分が貴女を置いていく日を思って、胸を痛める。


中原中也
「そりゃ、大層な運命を背負ったもんだな」
窓に反射して映る貴女の顔をこっそり盗み見る。
「(手前も俺も、)」
「呑むか、今日」
振り返って笑った彼に、つられて笑う貴女。


森鴎外
「”死ぬ事”は、人類に許された一つの権利だ」
「(それが君には)」
不安な表情を浮かべる貴女にと手を取って、自分の手で包む。
「私が生きている限り、最大限君に尽くすよ」


坂口安吾
「不老不死...本当に存在するとは思いもしませんでした」
＿それが自分の大切な人なんて
自分よりも辛そうな顔をする彼に、大丈夫！と強がる。
そんな貴女を見て、自分の無力さに心を痛める彼。
「...すみません、何も出来なくて」


フョードル・ドストエフスキー
「貴女には死が訪れない...？」
その言葉に目を輝かせる彼。
「貴女の命が永久に続くのであれば、ぼくは安心して逝く事ができますね」
やめてよと俯いた貴女に、冗談ですと謝る。


条野採菊
「それが貴女にとって、良い事なのか、悪い事なのか...貴女の真意は判りませんが」
椅子に腰掛けると足を組んで笑う彼。
「うちと異能技師は優秀ですからね」
貴女が納得できる方法がいずれ見つかるかもしれません、と貴女の頭を撫でる。


末広鐵腸
「そうか...だが、俺は嬉しい」
愛おしい人が死の苦しみを味わないで済むのは＿
複雑な表情を浮かべる貴女に、小さく謝るとそっと抱き締める。
「...お前の意とは反しているかもしれないが」

＊貴女が見知らぬ人にしつこく云い寄られ、股間を蹴っているところを見られた→←＊貴女が不老不死だと知った

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