リクエスト×【文スト】文豪さん、反応記録帳。十四冊目

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芥川龍之介
「…」
貴女の様子がおかしい事は、随分前から気づいていながら、指摘はしてこなかった彼。
「易々と死んでくれるな」
笑いながら首を傾げる貴女に、そっと目を伏せる。


中原中也
「手前、最近如何した」
次のループで自分は何をすべきか、考え込んでいるところに彼が声をかけてくる。
「手前が笑ってねぇと、俺もしおらしくなんだろ」
そんな彼の優しさに、ぐっと唇を噛み締めた貴女。


森鴎外
「A君」
突然名前を呼ばれて、くるっと振り向くとニコニコ笑っている彼と目が合う。
「何でもないよ、呼んでみただけさ」
真意のの読めない彼の笑顔。


坂口安吾
「お疲れですか？オーラが出てますよ」
目の前で香った珈琲の匂いに、ふっと顔をあげると同じように疲れた顔をしている彼の顔が。
「僕が云えた事じゃありませんが」
自虐的に笑った彼につられて、困ったように笑う貴女。


フョードル・ドストエフスキー
「僕は判っていますよ」
貴女がどんな状況に置かれているか、と優しく抱き締められる。
堪えきれず流れた涙を、彼の服でぐりぐりと拭う貴女にこら、と優しく咎める彼。


条野採菊
「私に隠し事は通用しない事なんて、とっくに判っていると思っていましたが」
逃げられない様に、じわじわと壁に貴女を追い詰める。
「…今のうちに吐いた方が楽ですよ」
尋問から、ただ愛おしい人を心配する男になる彼。


末広鐵腸
「最近暗いぞ、何かあったのか？」
直球で聞いてくる彼に、こんな非現実的な話を出来る訳もなく、ただ首を横に振る貴女。
「…そうか、云いたくなったら、いつでも云ってくれ」
剣を握り続けて、少し硬くなった手のひらに、私が彼を、と決意を強くする。

＊一緒に性格診断をした→←＊彼を幸せにするために永遠に世界を独りでループし続けていた

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