リクエスト×【文スト】文豪さん、反応記録帳。十四冊目

→ ページ30

「もう！本当に！！いい加減にしてよ！！！」


芥川龍之介
「A、太宰さんにそのような態度は」
そこまで云いかけて、黙ってて！！という貴女の言葉に遮られる。
胸ぐらを掴む勢いの貴女にハラハラしながら、口を出さないように努める彼。


中原中也
「良かったじゃねぇか、愛のある叱りを受けられて」
君と違って可愛い妹が居るからね、と笑った太宰にかちんときた彼が突っかかる。
そんな二人を止めに入って、何に怒っていたのか忘れる貴女。


森鴎外
「A君もこう云っているよ？」
考え直したら如何だい？と笑う彼に、不服そうな顔を浮かべてそっぽ向く。
もー！！！と怒る貴女をのらりくらりと交わして、またふらふらと川を探しに行く。


坂口安吾
「貴方も本当に懲りませんね」
ははは！と楽しそうに笑った太宰に、またぷりぷりと怒る貴女を眺めては溜息をつく。
「Aさんの堪忍袋の緒が切れない内に、省みるんですね」


フョードル・ドストエフスキー
「本当ですよ、彼女を困らせるのは辞めて下さい」
わざとらしく怒った素振りを見せると、ぷんぷんと腕を組む。
そんな彼をじっと見つめる太宰に、一触即発を肌で感じて焦る貴女。


条野採菊
「まるで、怒られることで自分の存在を確かめている様ですね」
ふふ、と笑った彼の真似をするように笑う太宰。
「図星でしたか？」
仲良くしてよ…と頭を抱える貴女。


末広鐵腸
「妹もこう云っているんだ、考え直してくれないか」
俺からも頼もう、と星座をした太宰の前に同じように座る彼。
怪訝な顔をした太宰を気にする素振りも無い彼に、いつしか正座耐久レースが始まる。

続き→貴女が安心して、こっそり泣いている所を見た→←＊太宰の妹である貴女が、自_未遂した太宰を怒っていた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す