リクエスト×【文スト】文豪さん、反応記録帳。十四冊目

＊彼が瀕死の時に、戦闘系異能を持った貴女が助けに来た ページ16

｢御免ｯ、遅くなった！！｣


中島敦
｢Aさん、だ...ぁ...｣
貴女が異能力を発動した姿を見て、安心しふっと意識を飛ばした彼。
意識が戻った彼の元に駆け付けると、何故か嬉しそうにしている。


太宰治
｢正義の味方は、遅れ、て登場か...｣
声にならない笑いが、空気だけ口から漏れる。
華奢な身体に見合わない豪快な戦い方をする貴女に、けらけら笑いながら傷口を抑える彼。
｢はは！！＿ｯいたた...｣


国木田独歩
｢...遅いぞ｣
目の前に現れた貴女の背中に、途切れかけていた意識が引き戻される。
｢済まん、後は任せ、た｣
傷が酷くならない様に、その場でじっとしている彼を守りながら戦う貴女。


福沢諭吉
｢...云っただろう、私は独りで戦っている訳では無いと｣
そんな彼の言葉に頷いた貴女が異能力を発動すると、ひっ！と声をあげる敵。
｢(...一安心だな)｣
刀を置いた彼をちらりと見て、一瞬微笑んでから戦う貴女。


江戸川乱歩
｢来たよ...僕の最強、の彼女｣
お待たせと呟いてから、異能力を発動する貴女。
｢僕の、...Aは、すご、いん...ぞ｣
掠れる視界の中で戦う貴女を誇らしげに思いながら、必死に意識を保つ。


綾辻行人
｢全くだ｣
恐らく自分のものであろう生暖かい血を雑に拭って、ジャケットを傷口に縛る。
｢...頼んだぞ、A君｣
彼に頼られた事が嬉しくて、何時もより張り切る貴女。

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