リクエスト×【文スト】文豪さん、反応記録帳。十四冊目

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芥川龍之介
｢姉さん、今日は冷える｣
沢山着込んでおけ、とあれよあれよという間にもこもこ着せられる貴女。
｢風邪等ひかぬ様｣
自分はシャツにコートだけのくせに...と呟くと、僕は良いと振り返って仕事に向かう。


中原中也
｢姉貴は、冗談抜きで世界一可愛いぜ｣
何云ってんの？と笑いながら返す貴女に、否、綺麗か？と吟味をはじめる彼。
｢取り敢えず、俺は姉貴が居ねぇとやっていけねぇってこだ｣
割と大真面目に云っている。


森鴎外
｢え？この30万のワンピースが欲しい？｣
冗談で云ったつもりが、後日クローゼットを見て吃驚する貴女。
隣の部屋から急いで着替えているであろう、バタバタという音を聞いて笑いが堪えきれない彼。


坂口安吾
｢僕が結婚できない理由は姉さんですね、きっと｣
仕事が珍しく一段落ついて久しぶりに家に帰ってきた彼を、台所から薫る良い匂いと貴女が迎える。
開口一番それ？と笑った貴女に、嗚呼きっとそうだ...とため息を着く彼。


フョードル・ドストエフスキー
｢A、何があったんですか？｣
突然ほろほろと涙を零す貴女に、駆け寄って顔を覗き込む。
｢泣かせた相手を云って下さい、大丈夫。悪いようにはしません｣
姉を守るためなら、犠牲を厭わない。


条野採菊
｢可愛い弟が仕事から戻ってきましたよ｣
その言葉にソファに沈みながら、おかえり〜可愛い弟よと声を上げる貴女。
｢前食べたいと云っていたプリン買ってきました。ついでにチョコと、あとは＿｣
愛されている自覚がある貴女。


末広鐵腸
｢姉さんが良いなら良い｣
何を決めるにもそればかりで、自分はこうしたいとか無いの？と貴女が問いただす。
｢？姉さんのやりたい事が、俺のやりたいことだ｣
大真面目にそう返されてすぐに諦めた。


太宰治(15)
｢それ絶対姉さんじゃないと駄目な任務なの｣
任務に向かう貴女の背中にぴったり張り付いて離れない彼。
首領のお考えだから、と宥める貴女に一つの瞳がじ〜つっと貴女を見つめる。


中原中也(15)
｢姉貴！！怪我したって！大丈夫か！｣
貴女の部屋に飛び込むと、貴女に巻かれた血のにじむ包帯を見て、顔を歪める。
｢...済まねぇ、俺が守れれば｣
大丈夫、と彼の頭を撫でてずっと項垂れたまま。

＊続き→ 弟である彼の頭を撫でた→←【箸休めvol.4 ｢あけましておめでとうございます｣】

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